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愛しのドクターコート/梅太郎 【ディアプラス】


〔2011/11/30〕


★★★★☆

初めて好きだと自覚し、初めてセックスした、初めての
恋人・梶との別れから四年。哲は研修医になっていた。
これだけの月日が流れても梶の記憶は鮮明で、夢に見る
ほど哲の心を苛んでいる。そんなある日、先輩の九谷に
連れていかれた店で、店長をしている梶と再会し・・・・・・?
その後のイノセント・ロマンス。

4年前、カフェのアルバイト店員と医学生として出会っ
た梶と哲。紆余曲折がありながらも通じ合えた二人だっ
たが、不器用な哲は社交的で皆に優しい梶を無くす不安
から色んなことが上手くやれず、自ら別れを切り出して
しまい二人は別れることに。そして研修医になった哲は、
大学時代からの先輩・九谷に連れていってもらった飲食
店で、店長をしている梶に再会する。しかし梶が哲のか
つての男だと気付いた九谷は、これまで抑えていた感情
を積極的に表してくるように。だがそのことで、哲はま
だ自分が梶のことを好きなのだと自覚していき・・・。

かつてそんなカップルがいたな〜程度で読み始めたので
(梶は千束さんシリーズでは常連なので存在はハッキリ
認識できてるんですが、哲の方がぼんやりしてました)
1回読みでは、相変わらずいい話だな〜くらいの軽い感
動だったんですが、これはちゃんと復習をした方が良い
のでは?と思い、『愛シイコトバ』を読み直し、やっぱ
この話好きだわ〜哲ムカつくわ〜(笑)と思い、『眠れ
ない恋人』に収録の『ファントム・ペイン』では嘘のよ
うに可愛い受になった哲に萌え萌えし(笑)、そして再
度これを読み直してみると・・・ 初っ端からウルウルとw

『ファントム〜』で本当に、何もかもの初めてを梶と体
験して、お互い想っていた人への未練を断ち切って、や
っと幸せを掴んだ姿を見ていたので、この本で哲が事あ
るごとに別れた梶の姿を思い出す度に、哲の中の梶の大
きさを知らされて堪らない気持ちになってしまいました。
いやこれは、再読して正解でした〜。
こういう展開を持ってきた梅太郎さんは、やはり素晴ら
しいストーリーテラーだなとv このウジウジ感がたまり
ませんw いや、不器用に恋愛でいっぱいいっぱいの人達
が大変愛しいです。4年間、それぞれ大変な想いはして
きただろうけど、一度離れたからこそ哲はしっかりと自
分の道を見つけられたし、梶とまたやっていくことに不
安を感じる弱い自分ごと受け入れてくれる梶の愛を思い
知り飛び込んでいけたという感じでしたよね。ああ良か
った。御幸せにv


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背中にキス/梅太郎 【ASUKA】


〔2011/9/1〕

★★★☆☆

新入社員の柴里は、先輩社員の神保の少し強引なとこ
ろもあるけれど迷いのない強い気持ちや言葉に憧れて
いた。だけど偶然、神保が「男性」と別れ話をしてい
るところに出くわした柴里は、それが体だけの関係だ
ったと聞き、思わず神保を責めてしまう。「おまえに
わかれとは言わねぇよ」とつっぱねる神保に、なぜか
イラついてしまう柴里。この気持ちは自分の信念を持
っている神保には敵わないという苛立ちなのか、それ
とも・・・。敏腕社員×新入社員の年の差オフィスラブを
描く表題作のほか、青くて熱い恋を集めた珠玉の短編集!

全3種類の話を収録。
表題作は、憧れの先輩社員・神保がゲイだと知って、
複雑な気持ちを抱く後輩社員・柴里・・・という話。
その気持ちが嫌悪感なのか嫉妬なのかグルグルとして
しまう柴里をしっかり受け止める信念を持った神保が、
梅太郎さんお得意のブレない攻という感じでかっこ良
かったですv 更にオチがグーw

『汗と吐息と夏休み』(前後編)
出席日数が足りず2年で高校を退学した松倉は、学校
のHPで臨時の片付けのバイトを募集していることを
知り、同級生・二上を誘って参加することに。しかし
松倉の本当の目的は、3年前に想いを告げられないま
まだった小雨先生に再び会い、結婚するという先生に
ちゃんとフラれて自分の想いにケジメをつけるためで・・・。

あ〜梅太郎さんのこのバージョン好きなんですよねv
ちょっとウジウジとしていて諦め気味な受なんだけど、
それだけに想いがちゃんと通じた時のキュンがパないw
しかも過去のエピソードが盛り込まれていたりして、
先生の松倉に対する想いなどもわかるようになってい
るのがまた上手い!ラストの先生目線で見た可愛い松
倉の姿とか大好きです。いや、いいキュンをくれますv

『抱いてサヨナラ』(前後編)
「せとものや」の「シン」に遊ばれて捨てられたとい
う姉の仇を討つため、店を訪れ待ち伏せしていた一穂
は、具合が悪くなって倒れてしまい、不覚にも敵であ
る店主・シンに助けられてしまう。しかし見ず知らず
の自分を2日も看病してくれたシンが姉を捨てた人だ
とは思えなかった一穂は、ミズホという偽名を使い、
しばらく住み込みをさせてもらい見極めることに。
しかし一緒に生活していくうちに優しいシンに惹かれ
ていってしまい・・・。
これもいいキュンでしたvダメだとわかっているのに
どうしても惹かれてしまうミズホと、ミズホが何かを
隠していると気付きながらも追求しようとはしない穏
やかなシンさんと・・・とっても乙女チックなノリなん
ですが、何かこの作風に堪らなくそそられますv

表題作のリーマン同士も面白かったですが、キュンと
くる梅太郎乙女BLバージョンが好きな自分には、他の
2作品がツボでした。健気な感じをこれでもかと演出
する、ちょっとクサいモノローグがまたクセになるw
心地良い波のある起承転結と、ネタばらしと、ちゃっ
ちゃとした線なんだけどニュアンスがしっかり伝わっ
てくる作画と。いや〜梅太郎さん、やっぱ好きですね〜v


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僕が愛してあげる/梅太郎 【ディアプラス】


〔2011/4/30〕

★★★☆☆

ごく普通の大学生・篠原(ささはら)は、ある日、ひ
どく印象的な男・四の宮に出会う。彼の白い服には、
人とぶつかったときにこぼされたジュースのしみが、
赤い花のように散っていて・・・。その後、街で彼に再会
し、二度目の偶然があったらお茶を飲もうと約束を交
わした篠原だったが・・・・・・?
心揺さぶるドラマティック・ラブストーリー!!

千束×波平シリーズのスピンオフで、千束のイギリス
寄宿舎時代の恋人・四の宮の話です。
大学生の篠原が、街で見かけた白い服の男性・四の宮
に一目惚れし、偶然会うたびに惹かれていくけれど・・・
と、過去にトラウマありで中々振り向いてくれない四
の宮を一途に追いかける年下男・篠原という話。
この真摯な想いが相手の心を溶かすというのが、いか
にも梅太郎さんらしい感じでした。

過去作品で出てきた四の宮のことは、正直あまり覚え
ていなかったんですが、まぁあんまり問題無かったと
思います。この後、前の作品で四の宮が出てた部分を
読み返してみようとは思ってるんですが、寄宿舎時代
の話って、そんなに詳しくは描かれてなかったように
記憶してますが、違ったかな?自分の印象では、千束
さん自体にもまだまだ謎が多過ぎると思っているので。
まぁちょっと、名前の出てきた三郎という人や、千束
さんとの過去の部分の記憶が曖昧なので、そこを復習
した方がもっと楽しめそうですね。

相変わらず、相手にわかってもらえないことの痛み、
揺れる心などが優しいモノローグで語られていて、安
定した面白さがありますね。ちょっとネガティブだっ
たりしながら、最後にはしっかりと光が見える感じが
ステキですv

描き下ろし『I play・・・』は、四の宮を見つめる千束さ
んの姿に思わずグッときてしまいました。


おいおい、これ、中も全部「僕」なのに、背表紙
だけ「ぼく」になっちゃってるよw
珍しいな、こんな大胆な間違い。



 


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恋愛トリートメント/梅太郎 【drap】


〔2010/10/25〕

★★★☆☆

エステサロンで働く美容技師の優木は、常連客の付き添
いでサロンにきていた大企業取締役の恭世に一目惚れし
てしまう。恭世は常連客の恋人なのに、彼への思いは募
るばかりで・・・。

理容師として3年間働いていたが、髪より人の肌に触れ
るのが好きなことからエステティシャンになった優木は、
その丁寧な仕事ぶりから、懇意にしてくれるお客さんも
多い。そんな優木の勤める店の常連客・岬の付き添いと
してやってきたのは、大企業取締役の恭世。一目惚れし
たものの、恋人である岬に読まれ、念を押されてしまう。
しかし二度目に会った時、恭世の施術を申し出た優木は、
人の恋人だ、いけない・・・と思いながらも抱かれてしまい・・・

というわけで、自分も過去に彼氏を寝取られて辛い思い
をしたことがあるのに、人の彼氏を好きになってしまっ
た、諦めなくては・・・でも惹かれて・・・と主人公が葛藤す
る話。お得意の、セレブで素敵な大人の男と、いまいち
自分の魅力に気付いていない平凡な男のカップリングで
すね。

最初読んだときは、面白いけれど、どうしても邪魔をす
る人達の嫌なところばかり目についてしまい、いつもよ
りはあれかな〜と思ったんですが、2度3度と読み返し
てみると、なかなか良い感じにこれを味わうテンポを
つかめたかなと。この回りくどい主人公たちの動きが、
梅太郎作品だなw、と。

岬に意地悪ばかりされるんだけど、自分のせいで岬が傷
ついていると思っている優木は、その優しい性格もあり、
強く出られない。恭世にチクってしまえば早いんだろう
けど、奪った自分がそれをしていいわけがない。恭世も
煩わせたくない・・・そういう健気な本質でありながら、求
められると大胆に応じてしまう。そんな葛藤とどうしよ
うもなく惹かれていく感じが、実に色気たっぷりに描か
れていて面白かったです。ぶっちゃけ、梅太郎作品を読
み慣れていないと、優木の控えめさにイラッときちゃう
人もいるんじゃないかと思いますがw、私はこのヘタレ
具合を、上手く楽しめたかな。

最後にはこれでもかというくらい全力で愛されるように
なる受が見られるという、ホント満足感のあるまとめ方
です。こんな話、今まで散々読んできてるはずなのに、
梅太郎さんの手にかかると見事に乙女フィルターがかか
ってステキ物語になっちゃうから不思議。魅せ方が上手
いですよね〜。


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千束さんに伝えて/梅太郎 【ディアプラス】


〔2010/9/30〕

★★★☆☆

デパート外商員の波平と、セレブで強引な千束は恋人
同士。波平は、お城みたいな千束の家でほぼ毎日過ご
しているが、完全に引っ越す決意はついていない。そ
んなある日、リフォーム業者がマンションを訪ねてく
る。それは高校時代の先輩で・・・・・・?

シリーズ5冊目。
相変わらずの千束さんの難解さにやきもきさせられま
すが、蓋を開けてみれば、全てただのヤキモチってい
う、何気に可愛いヒトです。そしてそんな厳しさを、
自分の中で葛藤しながらちゃんと解決していく波平の
辛抱強さ、成長具合は感慨深いものがあります。
しかし、ほんと厳しいよね。私なら、間違いなく速攻
ブチきれるなw でもこの、飴→鞭→飴なバイオリズム
にまんまと乗せて、最後の飴でキュンっとさせてくれる
梅太郎節は、本当にクセになる。こんなに力強い人な
のに、時々両手でギュッと抱きしめたくなるのはなん
でだろう・・・っていう波平のモノローグにウルウルです。

きっと望めばとことん甘やかしてくれる人なんだろう
けど、そこを敢えて波平に選ばせ、強い男に育て上げて
いる千束さんと、試されていることが分っていてガンガ
ン挑めるようになってきた波平。やっぱ千束のいる世界
は、ちょっとやそっとの精神力じゃやっていけないのか
な・・・と、今後、まだ波乱があるような気がしてしょうが
ないですが。とりあえず、がんばれ、波平〜w

同時収録の『ファントム・キス』は、波平の友人で、カ
フェ店員の梶と恋人で医学生の哲(さとし)。子供みた
いな哲が可愛くて仕方ない梶。だけど哲は初めての恋愛
にいっぱいいっぱいで、将来のことにも悩んでいて、誤
解したりすねたり・・・という、振り回されちゃう梶が気の
毒な話。最後の公園で言い合うとことか、キュンキュン
きました。またしても飴→鞭→飴!これにヤラれるw

こちらも年齢差、育った環境に違いがあるので、これか
ら分かり合っていかなくてはいけない部分っていうのが、
まだまだ出てきそうですよね。
大好きがダダ漏れな分、こっちのカップルの方が読みや
すいけれど、表題カップルは勿論、全然飽きませんね〜。


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彼を待つくちびる/梅太郎 【ルチルGB】


〔2010/7/23〕

★★★☆☆

あの日早朝の教室で出会わなければ、キスをしなければ、
始まることのなかった八木と小谷の関係。そして10年後、
変わらず恋人でいる八木と小谷にある出来事が・・・!?
28歳の二人の描き下ろし「彼を待つくちびる」を表題作
に、「もしも ぼくが きれいなら」「恋人になる前に」他、
商業誌未発表作品も大量収録して、人気シリーズ堂々完結!!

『彼の触れたくちびる』『彼の制服にキスを』と発売さ
れてきた、彼シリーズ新装文庫版の最終巻です。
発売から10年経って、改めて10年後の彼らを描いた作品
が収録されてるんですが、これがまた、かなりベタなのに
イイんですよね〜。

今回、前2冊に比べて若干満足度が下がってるのは、八木
×小谷の話より、大学で司書をしている小谷を好きな学生
・城の片想いの話、そしてそんな城がセフレの慎也と恋を
する話がメインになっている分、八木×小谷の出番が少な
かったからですね。あの、前2冊の、ままならなさにキュ
ンキュンさせられる感じが絶品過ぎるんですよねw
でも城の話ではあるけど、そこにはいつも八木に変わらず
恋する小谷の姿があるという描き方はすごくジーンとくる
ものもありますし「小谷は俺のもの」という八木らしさも
そこかしこに見られ、やっぱたまんないですね、この二人。

その城×慎也の話は'02年に発売された『もしもぼくがき
れいなら』。ナンパで出会った城を好きになってしまった
慎也。だけど城にはずっと好きな人がいて、気持ちを伝え
られない慎也は、自分には彼氏がいると嘘をついてしまう
けど・・・という、健気な慎也に、やがて城が絆されるとい
う話。遊びだと言いながら傷ついてる慎也が乙女チックで
切なくて、でも最後には苦味の後には必ず甘いという、梅
太郎作品らしい幸福感もあって良かったです。どうしても
八木×小谷と比べてしまうため、若干劣るような気もする
けれど、これはこれで上手くできてるな〜と思います。


今回のこの文庫版八木×小谷シリーズは、同人誌からの
収録もたっぷりあって、恐らく以前のものより、より深く
彼らのことがわかる内容になっていると思います。
シリーズのファンで購入を迷われてる方がいたら、読んで
おいて損はないと思いますよvと言っておきたいです。


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彼の制服にキスを/梅太郎 【ルチルGB】


〔2010/4/23〕

★★★★☆

初めての恋に一生懸命な小谷は、八木の昔の恋人の存在に不
安になっても、八木と自分を信じることで乗り越えてきた。
しかし、高校卒業まであと半年、という時期に八木が学校を
辞めると言い出した・・・。離れ離れになってしまう二人の恋の
結末は!?

1月に発売された『彼の触れたくちびる』に続く、シリーズ
文庫化第2弾。

自分の弱さから八木を信じてあげることができなくて、元カ
ノの存在に揺らいだり、自分は八木には不釣合いだと思って
しまったり、何かと悩んでばかりの小谷なんですが、結局八
木といることで身につけた、強い自分、八木に愛されている
自分というのを糧に解決していくという、小谷の成長と、八
木の大きな愛に、グッとさせられっぱなしの1冊でした。

健気な小谷には勿論、クールなようで実は結構自身も不安を
抱えてたりする八木の物悲しさみたいなものに見事にツボを
つかれまくりで、本当に何気ないシーンで感涙してしまって
大変だったんですよ、これが。何なのこの二人の絆は。

とにかくもう、梅太郎さんだけが持つ空気、ピンチを乗り越
えてジワジワと未来が開けていくような何とも言えない話の
進め方が、たまらなく好き。抽象的な感想しか出てこなくて
申し訳ないですが、雰囲気が好きなのでついこんな感じにな
っちゃうんですよね。厳しい場面も多いんですが、人を愛す
るってこんな感じっていう、幸せ感に必ず結びついていたり、
本人達だけじゃなく周りの大人の人生にも考えさせられる部
分があったりして、さりげなくドラマチックに仕立ててある
匙加減が、本当に心地良いんです。梅太郎さん、イイな〜v


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禁じられた友情/梅太郎 【BBC】


〔2003/8/5〕

★★★☆☆

男子校の校則「行き過ぎた友情を禁ず」・・・。
寮制の高校に入学した南は、ルームメイトの集星と、こっ
そり校則破りをしている。それはちょっと面白い出来事。
しかし集星にとってそれはどんな意味を持つのか?

あらすじの表題作『禁じられた友情』と、『あなたに似た
男』『君に似た人』の3本は、文庫新装版の『あなたに似
た男 完全版』で既に読んでいたんですが、1本未読の短
編『フラワー*ボーイ』が収録されているので読んでみま
した。

昔から女の子といるのが好きで、見た目も女の子のような
乙男・恵(めぐむ)。友達は女の子ばかりで、男子は比較
的あからさまに、気持ちが悪いという態度で接してくる。
そんな恵を時に励ましてくれ、対等に扱ってくれるのが、
初めてできた男の友達・芹沢。しかし恵は、芹沢に恋をし
ていて・・・

というわけで、女の子と一緒に居て楽しいんだけど、どこ
かで自分は女の子にはなれないという諦めの気持ちがあっ
て、でも男の中に入ってもいけない。見知らぬ男には、し
ょっちゅう女の子と間違えられ、勝手に気持ち悪いとか
詐欺だとか言われ、その度本当は傷ついている。だから芹
沢に気持ちを打ち明け嫌われてしまうのが怖い。しかし実
は芹沢も恵のことが好きで、でも恵が女扱いされることに
傷ついてるのも知っているため、言い出すことができずに・・・
という、互いに好きなのに、中々口に出せない二人がもど
かしく、幼い恋愛がいじらしい話でした。

単純なようでセクシュアリティとしては、結構複雑。恵と
しては、女の子になりたいってことでもなく、好きな男に
受け入れてもらいたいってことなんだけど、でも友人達に
すすめられて女装しちゃったり。芹沢としては、男友達と
して扱ってほしいんだろうと思っていたのに、目の前に女
装の恵が出てきちゃうし。で女装の姿を見られた恵は、そ
んな自分を、隠してた気持ちを「みっともない」と言う。

でもなんとなく、この年齢だから、こういう風に揺れたの
かな〜っていう危うさが感じられて面白いなと。たまたま
可愛かったから、男に恋しちゃう自分がより複雑になっち
ゃったんだろうな、という特殊な感じが、ままならなくて
切なくて面白かったです。きっとこの後は、普通に男×男
として幸せにやってくんでしょうね。青春の痛みは刹那だな。


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欲しがる指先/梅太郎 【ASUKA】


〔2010/4/1〕

★★★☆☆

遊び人の大学職員・織田は、ある日、無垢な瞳の大学生・
茶色航(さじきわたる)と図書館で出会う。茶色の純粋さが
物珍しくて、つい出来心でいたずらをしてしまった織田だが、
それ以来、茶色のことが頭から離れなくなってしまう。茶色
の世話を焼きながら、いつしか本気で恋をしてしまっている
自分に気がつく織田。でも、そんな中、過去の遊び相手との
会話を茶色に聞かれてしまい・・・?

表題作の大学職員・織田×学生・茶色が2話と、茶色に出会
う前に織田が口説いていた、後輩で大学講師・真木と、かつ
て義弟だった美容師・希の『ピンク・ベルベット』が2話。
雑誌掲載順、時系列ともに、『ピンク〜』の方が先ですが、
個人的に梅太郎さんのピュア受路線が大好きなので、この順
番で読めて良かったです。

可愛がっていた後輩・真木に彼氏ができ、退屈していた織田
の前に現れたのは、純粋な大学生・茶色。最初は、何も知ら
ない茶色をからかって退屈を紛らわせるだけのはずだったの
に、あまりの無垢な可愛さに次第に満たされ、ハマっていく
のを感じていた。しかし茶色の誕生日、家を訪れた織田は、
強引に手を出そうとして、茶色を怯えさせてしまう。茶色を
傷つけることが怖くなった織田は、距離を置こうとする。そ
してまた茶色も、織田が真木をまだ好きなのだと勘違いして
しまい・・・

惹かれあっているのに、誤解が生じて臆病になっちゃった二
人のすれ違いが切ないと同時に、「かわいいかわいい茶色・・・」
というように、大人側の溢れそうな想いを表現した部分での
甘さもあって、このバランスがすごく好きだな〜と。

というわけで、大好きな、年の差純情受バージョンの梅太郎
作品ということもあり、かなりキュンキュンしてしまいました。
正直、上手い絵ってわけじゃないんですが、表情やモノローグ
に物悲しさがあって、切ない気分にさせる独特の絶妙な間が
存在するんですよね。何でしょうね、フェロモン的なものが、
画面から滲み出てるかのような。こういう梅太郎作品は、い
くらでも食せる自信あります。おかわり〜w


『ピンク・ベルベット』 織田の後輩で、学生に厳しいこと
で有名な講師・真木のマンションに、新しく越してきたイケ
メン。引越しの挨拶にとやってきた彼と、流れで身体を重ね
てしまった真木だったが、翌日、実はそのイケメンは、かつ
て数年間を兄弟として過ごした4歳違いの希だったという、
とんでもない事実が発覚する。当時16の真木はのその義弟に
欲望を覚えてしまい、離れる決意をしたという経緯があって・・・

元兄弟だっていいじゃん!となりそうな話ですが、そこに実
は、血が繋がってる・・・というもうひとつの壁がありまして。
抱かれたこと自体は、兄弟だと知らなかったんだから悪くな
い?それじゃ知っても尚、抱かれたくて仕方ないのは悪くな
いのか?っていう、この燻ってる感じがね〜、上手いんです
よね〜。最後の最後に本当のハッピーエンドがあって、また
キュンです。モノローグが良い。

なわけで★4と相当迷ったんですが、表題作が★4で、後半
が★3かな〜と思ったので、断腸の思いで(大げさ!w)★3
に。しかし長い話の梅太郎さんが面白いのは確信してますが、
短い話でもこれだけ読ませてくれるというところには、本当に
感心しているわけで、やっぱかなり好きな作家さんなのであり
ます。心の機微の表現は絶品です。


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彼の触れたくちびる/梅太郎 【ルチルGB】


〔2010/1/22〕

★★★★☆

優等生小谷は、色んなウワサのある同級生・八木のことが
最近妙に気になるように。大人びた雰囲気の彼が、自分の姉と
キスしているのを見てしまいショックを受けるが、姉の身代わ
りでもいいと、誘われるまま八木と体を重ね・・・。

『彼の触れたくちびる』『彼の熱いくちづけ』『彼を抱きしめ
る放課後』『彼の制服にキスを』『彼のいない教室』とスピン
オフ『もしもぼくがきれいなら』の全6冊で発行されたうちの、
『彼の触れたくちびる』『彼の熱いくちづけ』に描き下ろし1
話を収録した完全版、ということで良いのかな。もう、この
シリーズはずっと集めようと思い続けながら、何かチャンス
がなくて読めずにいたので、文庫化万歳です。ちゃんと続きも
4月と7月に出るようだし、嬉しいかぎりです。


真面目な優等生の小谷は、自由奔放な姉の陰に隠れ地味だが、
美人の高校生。ある日ふとしたきっかけで、派手で自分とは
正反対の八木と話したことから、彼のことが気になり始める。
同じビデオ屋でバイトしていることから、姉の部屋にやってき
た八木が、姉とキスしているのを見てしまい、恋心を自覚した
小谷に、八木はキスしてきて・・・

自分より大人であまり優しくない八木に振り回される初恋物語で
ありながら、小谷少年の人間的成長物語でもあり、読んでるうち
に健気な小谷と不器用な八木のどちらにもどんどん感情移入しち
ゃって、何でもない部分でキュンとかウルウルとかさせられてし
まいました。飴と鞭っていうか、八木に冷たくされてると、こっ
ちまでギュッと心臓が痛くなる分、優しくされるとたまらない気
持ちにさせられ、そういう抑揚で読んでる方を愛しい気分にさせ
るのが上手いですよね〜。ただひたすら優しいのも好きだけど、
こういう紙一重な攻がほんと上手い。

そういうわけで、わかりにくいオレ様な八木と、地味だけど何と
か今の自分を変えたいと思っている空回りな小谷が、今後どうい
う風にラブラブしていくのか、すごく楽しみです。実は3回くら
い連続で読んでるんですが、その度に同じ場面で胃がギューッと
されてしまって、正直胃痛気味なんですがw でもこの痛みが梅太
郎さんだよな〜っていうね。受が自分で思ってる以上に愛されて
ることに気付かないで、健気に頑張っちゃうとこが良いんですよ
ね〜。

あぁ、もうちょっと濃い感想を書けるつもりだったんですが、細
かい部分まで色々と奥深いので、何か整理するのが難しくて、こ
んだけになっちゃった、自分が残念w
読み応えあって非常に満足です。続きも楽しみ。


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イトラコナゾール