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玉響/ゆき林檎 【CRAFT】


〔2014/5/31〕


★★★★☆

貿易商の一人息子である麻倉道忠は全寮制の旧制高校へ入学
する。そこで同室になったのは、幼い頃に唯一心を許した幼
馴染み、立花だった。けれど立花との再会は麻倉にとって複
雑なもので・・・

3冊目のコミックス。
13歳の時、親友・立花と女性との情事を目撃し、ショックを
受けて思わず逃げ出してしまって以来、留学したこともあり
疎遠になってしまった貿易商の一人息子・麻倉。しかし入学
した旧制高校の寮で、偶然にも立花と同室になってしまう。
実はあの頃お前が好きだったんだと告げられた麻倉は・・・。

というわけで、恋愛というものがまだ解らないでいる麻倉が、
立花の自分への想いを知り、少しずつ自分も恋心を自覚して
いくけれど、貿易商の跡取りということで親からは当然女性
との結婚を望まれていたり、立花の家が破産して姿を消して
しまったり、再び再会するも震災で行方知れずになったり・・・
という、大正時代という背景もあり、ままならない恋をする
二人の話でした。

おバカな話もエロも好きですが、こういう繊細な作品に当たる
と、あぁやっぱBL辞められないな〜と実感しますね。
少しさらさらと流れ過ぎる感じがあるのが勿体無かったかなと。
麻倉の実母の件など明かされていない部分も含め、一つ一つの
設定をもう少し掘り下げて、できればあと1冊分くらいでじっ
くり味わってみたかったなという感じです。Hシーンも然り。

そういう、少々軽く感じてしまうのが残念なところではありま
したが、絵も醸し出す雰囲気もすごくいいと思います。
学校を辞めた立花に再会した時に立花が発した「女だったら無
理矢理かっさらってやるのに 貿易商の跡取りなんかに生まれや
がって」という言葉にキュン、「僕は僕の意思で生きたんだと、
死に際にいい人生だったと笑いたい・・・」という麻倉の言葉に
ウルウル、記念館の写真に再度ウルウル。
そして描き下ろしラストのモノローグと、立花が残した「共に
過ごしてくれてありがとう またいつか。」という言葉で完全に
決壊でした。うっかり寝る前に読んでしまったので、ベッドの
中で暫く思い出し泣き状態だったというw

彼らにも、描かれていない部分で色んな困難があったと思いま
すが、思うままに生きることを選んで悔いの無い人生を送れた
んだろうなという、辛いばかりの話になっていなかったのが良
かったです。
すごく個性があるというわけではなく、話もどちらかというと
定番な方かと思いますが、立花が後生大事に持ち続けていた
2つのビー玉が奏でるかすかな音と、二人の心の繊細な揺らぎが
タイトルと上手くリンクしていて、何とも素敵な物語でした。

 
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