selected entries

SEARCH THIS SITE.

  qrcode

categories

archives

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • -





はるのうららの/三崎汐 【EDGE】


〔2013/7/26〕


★★★★☆

家庭の事情で転校した大沢春介は、クラスでひとり浮いている
矢河春希と行動を共にするようになる。友達以上に互いが特別
な存在となっていたが、幼いふたりは周囲の環境に振りまわさ
れていって・・・・・・濃密なネームと心の奥底に触れるような描写
で話題をさらった、三崎汐の連載作がついに単行本化!!

何だかとっても痛い感じのする表紙と、レーベルもここだった
ので、一風変わった不思議ちゃんな話なんだろうか・・・などと
思って読み始めましたが、開始6ページくらいで、あれ?何か
これ可愛いかも〜と思って、気付いたらグイグイ惹きこまれて
いました。小6から中3くらいまでの、とても微妙な時期の心境
が繊細に描かれていて、彼らに対して何とも言えない愛しい気
持ちが湧いてきてしょうがなかったです。

家出して2年ぶりに帰ってきた兄が女装姿だったことから、自
身もおっとりしていることもあり、数ヶ月前から「おかま」と
言われクラスでも除け者にされていた小6の春希が、転校生・
春介と友達になり一番の仲良しとなるけれど、春介は家庭事情
が複雑で、素直な春希が「普通」だと思う感覚とズレがあった
り、中学になり春介に彼女ができたことに春希が複雑な感情を
抱くようになったり、春介は春希へ邪な感情を抱き始めたりし
ていく・・・という、幼くて未熟な二人が迷走しながらも、自分達
なりに成長していく話。

春介は体も心も成長が早くて、春希への恋心を早くに自覚する
けれど、春希の方は少し幼くて、ただ春介と一緒に居たいとい
う思いだけをいつも抱いていてと、タイプは違うけれどお互い
好きだと思っている二人なんですね。けれど春希の方は、兄の
件もあり、母親に「普通」であることを望まれているため自分
の意見を閉じ込めがちで、その分、常に色々頭の中で考えてい
るのが見られるんですが、これがまぁ、何とも健気で可愛くて、
まさに子供期からの脱皮の瞬間を目撃したような感覚でした。
こういう大人の世界に左右される時代を経ても尚、二人が結び
ついたことは、やはり春希の言う通り運命だったのかもしれな
いですね。

それから春希にイジワルをする、元は仲良しの同級生・美山く
んのポジションも中々面白かったですね。春希はポケッとして
いるので気付いてないですが、あなたどれだけ助けてもらって
いるのというw 主役二人だけでなく、この二人のイジメっ子と
イジメられっ子の関係が、成長と共に少しずつ変化していって
るというのも、結構興味深い部分でした。

そういうわけで、ドカンという衝撃はないけれど、ず〜っとジ
ワジワと体に染みてくるような面白さがありました。最初に中
の絵を見たとき、春希の目がドーナツみたいなのがちょっと怖
くて、大丈夫なんかなこれ・・・とか思っていたんですが、読み
進めていくうちに彼の素直なキャラと相まって、不思議と可愛
く思えるようになっていってましたね。春介のことを「しゅん
ちゃん、しゅんちゃん」と追いかけている姿がすごく印象的です。
ただ無邪気なだけではいられない微妙な年代の淡い恋心が丁寧
に描かれていて、これは読んで良かったと思える良作でしたv


↓ 商品情報や他の方のレビューはコチラから。
 関連商品の情報なども掲載されてますので参考にしてみて下さい。



↓ ランキング参加中です
にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村 BL漫画感想へ







スポンサーサイト

  • -









イトラコナゾール