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このよのはじまりこのよのおわり/たうみまゆ 【麗人】


〔2013/4/27〕


★★★☆☆

幼馴染みへの恋心を自覚した、あの日から早十年・・・
人気女形となった佐根市は、相も変わらず幼馴染み・善介への
想いを秘めたまま、“惚れた腫れたは芸の肥やし”と数多の女た
ちと色恋を繰り返していた。そんなある日、次の演目の役がど
うしても掴めず、煮詰まった佐根市は善介の家を訪ねる。しか
し、そこで彼の縁談相手だという娘にばったり出くわし・・・!?
さまざまな時代の儚くも粋な恋模様を緻密に描いた待望の麗人
ファーストコミックス!

表題作2話+描き下ろしと、他に4作品を収録。全て江戸〜
昭和初期の設定という、レトロな味わいがいい感じの話でした。

表題作は『このよのはじまり』と『このよのおわり』の2話で、
女形の役者・佐根市と幼馴染みで手習い塾の先生・善介。それ
まで普通に友人として善介のことを好きだと思っていたのが、
善介が枕絵を見て照れたのを見たことから、自分の気持ちを自
覚した佐根市という10年愛。どんと構えている善介がいい感じ
の、ピュアで良い話でした。
もう少し途中も見てみたかった気もしますが、短編ですからね。

『硝子哀歌』は、双子の姉・敬子の婚約者・清次郎と実は恋仲
の弟・寧が、姉の頼みで女装をして敬子として舞踏会に出席す
ることになるが・・・という、大正時代の話。忍ぶ恋という感じ
で良かったです。敬子さん、素敵!

『いずみの如く』は、吉原遊郭で番頭をしている佐治が、遊び
人の辻野屋の若旦那に本気で惚れられて、見受けしたいと言わ
れ絆されて・・・という話。若旦那が惚れたポイントも、佐治が
落ちたポイントも、正直良く解りませんでしたがw、世界観が
面白かったです。ただ、最初の2ページの、佐治の冷酷っぷり
が少し浮いていたように感じたので、逆に途中で回想の方が好
きだったかも。

『カラスの名前』は、19歳で病で生涯を閉じた兄・義明が、婚
約者ではなく他の誰かのことを真剣に愛していたことに気付い
ていた5コ下の弟・恒夫が、兄の友人・唐沢に会って確信する
という話。切なくて良かったです。淡々とした雰囲気ではある
んだけど、上手く回想と現在の話で構成されていて、静かに熱
い感じで。兄と恋をしてくれてありがとうと頭を下げる恒夫と
それに応える唐沢の姿に泣けてしまいました。

『カムバック・スイート・ホーム』は、幼馴染のテッちゃんの
ことが好きで、お互いに家族を無くしたことから同居を持ちか
け、風俗で働いて生活している善だったけど、テッちゃんは
自分のことを好きというわけではなくて・・・と、一人思い悩む受
の話。最後が可愛くていい感じでした。

『龍の引越』は、三年前の大火で女房を亡くした火消し・信と、
陰間茶屋で出会った男・藤助という、火消し同士の話。一部、
火消しの役職?が良くわかりませんでしたが、何か凛としてい
てカッコ良かったです。

というわけで、色んな時代の話だったんですが、どれも台詞回し
などに違和感も無く、とても良くできた話ばかりだったと思いま
す。と思ってあとがきを読んだら、特に歴史などに通じていると
いうわけでもなく、図書館などでいちから調べられたというので
驚き。それぞれの時代の雰囲気が上手く出ていたと思います。
何か絵柄のせいで淡々とした感じもするんだけど、個人的には
その静けさが気に入りましたv


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