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ハートのトートロジー/カシオ 【Canna】


〔2011/6/27〕

★★★☆☆

頭はいいけど変わり者で堅物なクラスメイトの月川に
告白された春名。どうやって断ろうかと悩んでいるう
ちに、月川が事故に遭って記憶を失い、なんと性格ま
でも180度変わってしまう!「いい人」になった月川
が、自分のことを忘れてくれてホッとしたはずなのに、
なんだか胸がモヤモヤして・・・・・・?

仲が良いわけでもなく、単に知ってるというレベルの
クラスメイトで、学年一の変わり者・月川に唐突に告
白されてしまった春名。いつも難しそうな本を読み、
誰ともつるまず、先生さえも手を焼いているという、
見れば見るほど普通とはかけ離れている月川に、どう
やって断ればいいのか悩む春名。しかし返事をしなけ
ればならない日の朝、学校の階段から転落して入院し
た月川は記憶喪失になってしまい、以前とは別人のよ
うな穏やかな性格に。しかも春名に告白したこともす
っかり忘れてしまっていて・・・。

本来なら忘れてくれて好都合!というところなんだけ
ど、まろやかになった月川は、今まで彼を避けていた
クラスメイト達にも受け入れられ、逆に人気が出てき
て。そうなると告白された事実を唯一知る自分だけが
意識しちゃって、気持ちがどんどん膨らんじゃって、
今更月川を好きだという思いに変化しちゃうんですね。

ちょっとここの春名の心情を察するのが難しかったか
なという感じが。前の堅物・月川のことは全く好きじ
ゃないんですよね。入院中の会えない時間に気持ちの
変化が少しあり、みんなに取られそうになったことで、
こいつは自分を好きなんだぞという自意識が強まった
という感じでしょうか。前の月川があまりに変な人だ
ったんで、そんな人が違う性格になったからといって、
恋心に変化するものかな〜という思いが少々。でも何
かその、自分のものなのに的な、安直な気持ちの変化
が高校生らしいという感じもあって、これはこれで面
白いなと。
最初はあんなに嫌がってたくせにと、ちょっとズルく
感じてしまうところもあって、でもそれも狙いなのか
なという感じもします。一応何回か読んでみたんです
が、やっぱりそこがぼんやりしていて、難しかったで
すが、月川のことをやたらと意識している春名の未熟
さが可愛くて、キュンとしました。

後編では、記憶がない状態でも何でか春名のことが気
になって話しかけてみたいと思っている、そんな月川
側の目線でも見られたのが良かったですね。
忘れてほしいと思っていたのに、事故以来初めてメガ
ネをかけてきた月川を見て、あれ記憶が戻った?と聞
くクラスメイトとの会話をこっそり見ている春名の、
もう自分を好きだと言ったことを思い出して欲しくて
しょうがないところまで気持ちが高ぶっちゃってるの
が切ないですね。結局月川の夢?ということになって
ますが、きっと現実の春名の心境はまさにこうだと思
います。

嫌いな食べ物は嫌い、好きな春名のことはまた好きに
なる。そういう根っこの部分は変わらないんだねとい
う話で面白かったです。きっと学校ではあんなだった
けど、中身は春名に密かに恋する、可愛い青年だった
んでしょうv 是非全てを思い出すところまで読んでみ
たかったです。

『どちらかがK』は、高校卒業以来10年ぶりに故郷に
帰り母校を訪ねた安藤が、当時気持ちの伝え方が判ら
ず傷つけてしまった、好きだった親友・金井のことを
思い出すという話。お互いに好きだったんだから、も
う少し精神が大人だったらきっと上手くいっていたで
あろう不器用で未熟な二人がいっぱい描かれていて、
それが最後に上手く繋がっていて、今やっと始めるこ
とができるんだね・・・という感動に。思わずウルウルと
してしまいました。これも続きを読みたい!

『密室の恋愛喜劇』は、引きこもりの変な小説家・嵐
山先生に好かれてしまった編集者・鈴木さん。佳作止
まりの嵐山に迫られ、大賞を取ったら抱かれてもいい
なんて言ってしまったら、本気を出した嵐山に、本当
に大賞を取られてしまい・・・とこちらも今更好きになっ
ちゃってテンパる受の話でした。これは受本人が「才
能に欲情」とまで言っているので、そこまでされちゃ
惚れちゃうわな・・・という、気持ちが変化する様子が
明確に感じ取れたのでスッキリです。イザという時の
勢いも良くて、大賞を取ってもやっぱりヘタレな嵐山
が可愛くて、キュンとしました。

そういうわけで、ちょっぴり変わった切り口で、ぐい
ぐいと惹きこまれる世界観で、なかなか読み応えがあ
ったと思います。全部面白かったです。


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