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件の黒猫/水上シン 【BBC】


〔2007/6/8〕

★★★☆☆

鼠族に襲われ負傷した猫族の御曹司・真夜を助けたの
は書生の裕次郎だった。猫の色香に欲望を抑えるのに
精一杯の書生。猫族にとり命より大事な厄除の鈴を裕
次郎が拾った事を知った真夜は?種族と時空を超えた
古の恋、成就なるか?

猫神様の孫・真夜が、疫病を運んでくる鼠退治を自ら
申し出て、お祖父さんに認めてもらうつもりが失敗。
大事な厄除けの鈴も落としてしまった。気を失った真
夜を助けてくれたのは、稲荷神社の書生・裕次郎。鈴
を裕次郎が持っていると知った真夜は、夜中に裕次郎
の寝床に忍び込み、鈴を取り返そうとするけれど、真
夜に好意を持ち始めていた裕次郎は、真夜も自分に気
があるのだと勘違いして・・・

というわけで、可愛くて無自覚セクシーな小猫ちゃん
に惑わされ、色ボケしていく書生・・・というほのぼの
した話の中に、嫉妬により自分の思いもよらない神通
力を発揮してしまい戸惑う真夜・・・というシリアスで
ファンタジックな部分もあって、テンポが良くて面白
かったです。

『件の狐』は、稲荷神社の伸一(裕次郎の兄)の過去
の話。父親・宗司郎の傍にいつもいる狐神・不知火に
恋焦がれていた中学生の伸一。父親が出征することに
なり神社を継ぐことになった伸一は、不知火を独り占
めできることを心のどこかで喜んでしまっていた。
しかし不知火は、父をひたすら想い続けていて・・・

ウルッときた〜。一応伸一が主役で、初恋で失恋の話
になっているんですけど、父と不知火の愛を客観的に
見ているという形になっているので、そんな大人二人
の純粋な愛が切なく響きました。戦死という哀しい展
開なんだけど、彼らにとってはある意味ハッピーエン
ドで・・・という、この辺がさすが時代モノお得意の水上
さんらしいなと。

そしてそんな完全に失恋した伸一の前に現れたのは、
不知火から頼まれ稲荷神社を護ることになった狐之介。
ここから狐之介のキャラもあってガラッと空気が変わ
ったのがまた良かったです〜。伸一には直接見せな
かった不知火の気遣いにウルッ・・・

描き下ろし『愛の結晶』は、真夜と裕次郎に子供誕生!?
という愉快な話。実は裕次郎は、伸一の弟じゃなくて
伸一と狐之介の息子〜w  ウケる〜w
最後の最後まで面白いです。

水上さんは、やっぱり絵柄が怖いしw、話も独特なの
で、読む前は一瞬怯むんですけど(この表紙も読む人
を選ぶ感じですよね)、読んでみるとキュートな部分
も多くて構成がしっかりしているので、ファンタジー
苦手な自分でも話がわからないことなど全く無く毎回
楽しめちゃうんですよね〜。一見重そうな空気なんだ
けど実は結構カラッとして、読後感は爽快です。
いやいや、時代モノがお上手ですね〜v


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