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日本橋心中/日の出ハイム 【HertZ】


〔2010/11/1〕

★★★★☆

日本橋芳町にある桜梅屋では、日々、色子たちが芸事を
磨き、男相手に客を取って暮らしている。武骨者の侍・
兼武清右衛門は、美しく気だての良い売れっ子月之介に
惚れ込んでいた。いつしかお互いに惹かれ合う仲となる
が、時折見せる月之介の淋し気な表情が心に残る。そん
な時、月之介の抱える運命の知って・・・

表題作は、いつも行くコンビニで、高校生のアルバイト
店員・築野にふいに声を掛けられた青年が、その夜から
前世の自分らしい田舎侍・清右衛門と、築野にそっくり
な色子・月之介の夢を見るようになるという話。
泣けた〜。こういう儚げな受を描くのが、本当に上手い。
昔の話だけでも面白かったと思うけど、現代に絡めてあ
るのが新鮮で良かったですね。その後の二人も見てみたい。

『一輪簪恋錦絵』は、月之介と共に育った仲間で役者を
目指している色子・京弥と、常連客・礼。お互い想い合
っていながら、実は月之介の兄である礼は、月之介と共
に親の仇を討たなければならず・・・という、これも泣いた〜。
一人泣き崩れる京弥が切なすぎた〜。そしてハッピーエ
ンドに泣いた〜。

『妖怪変化浮草怪談』は、坊主と河童の話。河童と思う
と、何か気持ち悪いんだけどw、すごくお互いの気持ち
が温かくてイイ話だった。

『桔梗屋敷大振袖決闘』は、江戸時代。侍・数馬と奥小
姓・初次郎。衆道も良く知らない、ピュアな初次郎が、
初恋を実らせるほんわかな話・・・とはいきませんよね。殿
のお気に入りな小姓なわけで。すわ悲恋か・・・と覚悟して
いたら、見事に笑えるオチになっていたのが良かったで
す。可愛い話でした。

『兄弟仁義白浜情死』は、江戸の用心棒・富士平を頼っ
てやってきた、年下の幼馴染・千吉が実は、お尋ね者の
スリだった・・・という話。しかしそれには理由があって・・・
その説明や、二人の約束の場面など、こういう何気ない
場面の魅せ方が上手い。可愛くてキュンキュンします。
幸せな読後感。

そういうわけで、日の出ハイムの魅力が存分に発揮され
た時代劇な1冊。どれもままならない切なさの表現がす
ごく良くて、ウルウルしまくってしまいました。普段は
興味の無い時代モノですが、こういうのだったらずっと
読んでいたいと興味がわいてきますね。文句なし。


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