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壁の中の天使/びっけ 【EDGE】


〔2010/10/28〕

★★★☆☆

「・・・気持ちが込められた絵には魂が宿る」
ユリウスとマリオンは壁に描かれた天使。 壁から抜け
だし、夜ごとの散策を楽しんでいたが、そこで一人の
男と出会う・・・。

画材店の壁に絵を描く依頼を受けた、無名の画家・ロレ
ンツは、ドアの左右に二人の天使を描くことにした。す
ると下書きが終わった日から、その天使・マリオンとユ
リウスは、夜に絵を抜け出し街を飛びまわって楽しむよ
うに。そんな時、ユリウスが食べ物の匂いに誘われ訪れ
たのは、偶然にもロレンツのアパートの部屋。窓から入
ってきた天使を自分の描いた天使だと気付かずに、ロレ
ンツはユリウスに、絵のモデルを頼むようになり、それ
から毎晩のようにユリウスは夜中にやってきては夜明け
前には帰っていくように。やがてロレンツは、日に日に
美しくなっていくユリウスが、自分の描いている天使だ
と気付いて・・・

というファンタジー。普段はファンタジー苦手、外国苦
手の私ですが、これはかなり良い感じでした。壁の絵が
動いて、しかも天使というありえない世界でありながら、
思考がとても共感しやすくて、素直にロマンチックな恋
を味わえましたね。
夜が明けると壁に戻れなくなる=実体が無くなるという
制約の中で、どうやったらハッピーエンドになれるのか
となると、そこはやはり愛の力・・・なんだけど、それが
クサくない。ちっとも無理矢理感が無い。びっけさん独
特のひとつの世界が出来上がっているので、素に戻って、
恥ずかしい・・・と思うこともなく。こういう惹き込む威力
はすごいなと思います。

そんなわけで、前半は、画家・ロレンツと右側の天使・
ユリウスの話。後半の『天使からの手紙』は、それから
10年、一人で店の壁にいた左側の天使・マリオンと、小
説家・レオの話。

愛していた彼女に振られ傷心のレオがマリオンに出会い
文字を教えるようになり、やがてそんなマリオンがレオに
出す拙い手紙と共にマリオンの存在自体が、レオの心を暖
かくしていくという話。
片羽を消されて飛べなくなったマリオンが、夜明け前に
戻れなくて自分の存在が消えてもいいからレオに会いたい
と駆け出すシーンは、かなりウルウルきました。なんとス
テキな話。

どちらの話もまさに心温まる物語といった感じで、非常に
良かったと思います。何でこんなに優しい話が描けるんだ
ろうね。話やキャラや作画など、あらゆる部分に隙が無い。
癒されました。


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