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ティアドロップ/麻生ミツ晃 【ショコラ】


〔2010/9/30〕


★★★★☆

恋に破れもう本気の恋愛をしたくない木戸悠介は、遊び
だけの関係を前提に会計士の神山剛毅と付き合いはじめ
る。悠介の希望通り、剛毅は一定の距離を保ちながら理
想的な関係を築いてくれるのだが、剛毅の優しさに触れ
るにつれ悠介は遊び以上のものを求めてしまい・・・。

表題作は全3話+描き下ろし。
幼馴染に失恋し、本気で恋をすることが怖い悠介は、理
想の相手を求め、出会い系の掲示板に投稿しては、実際
に待ち合わせに現れた相手を吟味し、結局誰とも関係を
持てないでいた。そんなある日やってきたのは、まさに
条件通りの相手・剛毅。10コ年上で紳士の剛毅に、直ぐ
に夢中になりながらも、あくまで遊びで・・・とドライな関
係を望んでいることを口にしてしまう悠介。しかしその
約束が、思いのほか、二人には重くなってきて・・・

うわぁもう。芸が細かいですよね! 絵柄的には、どちら
かというと本来はあまり好まないような感じなんだけど、
この絵だからこそ出せる繊細さっていうのが間違い無く
あって、小さな動きまでしっかりと魅せることを意識し
ているのが伝わってくるんで、こっちもちょっとした動
きを見逃したくないと、かなり隅々まで読み込んでしま
います。ってか捕らわれるw しかもそこにくどすぎな
い、良い分量のセリフが乗っかっていて、誰にも似てな
い独特の世界が出来上がってるということを、読めば読
むほど実感します。全体的にウザめの受ばかりなのに、
何でか愛しく思えてきてしまうから不思議。

1、2話は、剛毅の優しさに泣かされる部分が多かった
ですが、3話では、剛毅の元彼・峰井に失礼な態度を取
ったことを詫びる悠介にまず泣かされ、その後、剛毅に
涙をこらえて別れを告げるシーンに泣かされ・・・と、生意
気だった子の成長物語にもなっているところが、すごく
素敵でした。状況の描写にも心理描写にも全く漏れがな
く、なんと満足度の高い話を描かれることか。


『僕らの言い分』
大学の友達の友達だったというのがきっかけで、1年前
からセフレの関係にある、ノンケのシオと、ゲイの正宗。
お互い好きなんだけど友達という関係から抜け出せない
二人の話・・・というと、普通に聞こえちゃうと思いますが、
まぁホント、味付けが上手い。シオが「友達のままでい
てやれなくてごめんな」と正宗を抱きしめるシーンは堪
らなく感動的で、その後万歳三唱をしたシオにプッと笑
わされ、辛い状況から最後にフッと引き上げられる感じ
は、何とも幸せな気分にさせられました。素敵。

『crossing』
役者になって10年の椋一とストーカーの話という、かな
り異色な設定なんだけど、最後には爽やかなオチもつい
ていて、面白かったです。ストーカーなのに、愛らしく
思えるようになってしまう、この絶妙さ。

そういうわけで、全部もれなく面白かったです!
皆が美しすぎず、ちょっと泥臭い感じが痛々しくて、最初
は苦手だったりするんですが、そのリアリティがあるから
こそ、読んでて不思議と愛しくなってくるのかなと。未熟
ながらも一生懸命恋してる子らが、最後には可愛くてしょ
うがないです。
そして書いてなかったですが、エロシーンの秀逸さ!分量
はそんなに多くないですが、魂まで透けて見えそうな・・・っ
て言ったら大げさかもですが、それくらいエロシーンにも
しっかりと意味を持っていることがわかる、本当に隙のな
い構成だと思うんですよね。ベタ褒めしすぎですか?w


前作の『スイートビターキャンディ』もまた読みたいな・・・
と思ったら、ちゃんと保管していた!グッジョブ自分w



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