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花にて候/日の出ハイム 【BBC】


〔2005/9/10〕

★★★☆☆

戦いに身を投じる運命の少年。生きるか死ぬかの瀬戸際で
交わされた忍者の初恋。自由を奪われた時代の“禁忌”に秘
められた隠れキリシタンとの逢瀬。天狗の子が見せる、お
伽噺めいた絵巻物・・・。古の風薫る、きっと涙がこぼれる、
切ない恋愛読み切り集!!

5つの時代物が収録された短編集。1回読みでも面白いで
すが、繰り返し読むことで、更に心情がグッと入ってくる
ようになるのが、いかにも日の出ハイムクオリティ。

『花にて候』は、死ぬかもしれない任務を課せられた忍び
の晃太郎が、ずっと好きだった、侍の子で兄のように慕って
いた久兵衛と、最初で最後の一夜を過ごすという、切ない話。
俺の伽の技を試してみないか、と誘うその健気さ、お望みな
らまたいつでも相手をするという言葉の重さなど、後で読み
返すほどに切なくなってきて、たまんないですね。

『L'INTERDIT−禁忌−』は、かつて郷士で今は庄屋の息子
・弥助と、隠れキリシタンの陣三郎。おとう達から陣三郎と
口を聞いてはいかんと言われている弥助だったけど、実は
互いに惹かれていて・・・ 自由のない時代の許されない恋が
切ない話。誰とも関わることなく、黙って日々をやり過ごし
ている陣三郎の眼差しがたまらなく切ない気持ちになります。

『春の夜はさくらに明けてしまひけり』は、漁師のヤソキチ
と、抜け忍・紋四郎。これは割かしライトでポップでした。

『野のきよら 山のきよらに 光さす』は、その紋四郎がその
後、武者修行中の浪人・拓馬に出会い恋をする話。紋四郎の
技が炸裂で色っぽいんだけど、下忍の哀しさみたいなものも
描いてあって、切ないなと。

『てんぐのもり』は、天狗の竜王丸に怪我をしたところを助
けてもらった武士・惟周。戦に出た父の帰りを、山で一人待
ち続けている竜王丸が、実は僧達の相手をするお稚児だった
という話。ちょいショタ風味だけど、竜王丸の佇まいがめち
ゃめちゃ可愛くって、オチも素敵でした。

時代物があんまり得意では無いんだけど、日の出さんのは
解りやすいし、特に今回、話と話の間に豆知識なコラムが
収録されていることで、切なさを醸し出す時代背景がより
判って、世界観が伝わりやすくなり、読みやすくなっていた
と思います。勉強になったw お色気もしっかりあって、
全部面白かったです。


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