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Clean a Wound/松本ケンタロウ 【マーブル】


〔2010/2/17〕

★★★★☆

互いを愛し合いながらも生き別れてしまった双子の至と一。
だが至は入学した高校で、クラスメイトの「リョータ」と恋に
落ちる。嫉妬と失望に駆られる一だが、その数ヶ月後、至は交
通事故で帰らぬ人となってしまう。失意の一に渡されたのは、
至が事故当日に投函する筈の手紙だった。届かぬ手紙に記され
たリョータとの悲しい恋の真実、復讐を誓う一が出会った謎の
「先生」、様々な人間の運命が交差する、衝撃のドラマがつい
に完結。

幼い頃に両親が離婚し、母親と一緒に暮らしていた、双子の一
と至だったが、母親の暴力と家出により二人は施設で暮らすこと
になる。やがて施設の人の勧めもあり、遠く離れた別々の家庭
に引き取られた二人は、手紙で連絡を取り合っていた。大人に
なって二人で幸せになるためにと選んだ一時の別れ。しかしや
がて、自分にしか依存していなかった至にの変化が訪れる。至
が、クラスメイトのリョータとの日々を綴りだしたとき、一は
嫉妬に駆られ・・・

と、書いてみましたが、実際は全4話で時間や語り手が交差し
ていて、もうちょっと深いです。
1話は卒業して2年後。リョータが街で至に再会。そして3年
前の至との恋の話を振り返ります。しかし目の前にいたのは、
至ではなくて、双子の一。実は至は亡くなっていて、復讐のた
めにリョータに近づいたという話。

2話は至の死と、双子の子供時代の話。この回は全体的に切な
すぎて、かなり泣けました。「子供」と「死」と「残された手
紙」に異常に弱い・・・w

3話は、至の死後、リョータを探しているうちに倒れてしまっ
た一が、奇妙なミステリー作家・櫻田に拾われ、冒頭の復讐へ
の決意をするという話。この先生がまた味があって良いんです
よね。

4話は復讐のあと。思った以上に深かった、先生の愛。すごく
暗くて辛い物語だったけど、読んでる方も救われました。


実は某所で、絵が雑すぎるという感想もあるみたいですが、こ
れを雑と捉えるか味と思えるかというと、自分的には話の内容
と合っていると思うし、むしろ雑々した線の使い方と、その線
に合ったトーンのハズシ方にセンスを感じますね。確かに最初
は読み難いかな・・・とか思ったけど、読んでくうちに、逆に丁寧
にハズシを作りこんでる感じがしてきたんですが、まぁド素人
の感想ですので、技術的にはどうか知りませんが。感性的には
好きです。この辺の意見が分かれるところは、個性的な絵の人
の宿命ですから、しょうがないんでしょうね。風合いを出すた
めに薄い生地を使ってる服を、好きと思うか、ペラペラで安っ
ぽいと思うか・・・みたいな感じなんでしょうか。

高校生男子の愛、双子の依存愛、そして何も考えてなさそうで
深かった先生の愛など、色んな愛が同時に描かれていながらま
とまりも良いし、メリハリもあり、何か色々と好きでした。
本当は細かく、ここそこが好き!って語りたかったんですが、
雰囲気を上手く語れそうにないので、こんくらいにしときます。
一応言っときますと、私はむやみなオサレ感を出すがために
意味フなモノローグを使ってあったり、雰囲気で悟れ、みたい
な激しく脳みそを使うような話は苦手です。その点これは、一
見オサレ系なのかと思わせといて、かなりシンプルで解りやす
い、愛の話だったので、スッと浸透してきた感じです。そうい
うことで。


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