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先生の恋日記/はる桜菜 【B's-LOVEY】


〔2010/2/15〕

★★★★☆

健太郎と椿は、変わり者の作家・相川湖畔の元で書生をして
いる。健太郎は椿のことが好きだったが、椿は相川に抱かれ
ていた。一方の相川は、「鐘時」という架空の恋人との情事
を妄想日記に綴っている。健太郎が日記を盗み見たところ、
そこには「鐘時と一月後に心中する」とあり・・・!?

人気小説家だが、一風変わった性格の相川湖畔の家で、書生
として生活している健太郎。同じく学校に通いながら先生の
身の回りの世話をしているのが、健太郎より少し前から書生
をしている椿。ある日健太郎は魔が差して、立ち入り禁止の
先生の書斎へ入り、そこで日記を見つける。それは鐘時とい
う名の恋人との恋愛日記であったが、全ては先生の妄想で、
時に自分や椿が相手となっていることもあった。しかしそれ
がただの妄想ではなく、先生はその日記通りに行動している
ということに気付いた健太郎。日記には一月後の4月5日に
「私と鐘時は心中する。」とあり・・・

安直Hを連想させる受がショタ風な表紙だったので、全く期
待せずに読んだんですが、世界観にブレがなくて、グイグイ
惹きこまれてしまいました。すごく良かったです。

なぜか、健太郎にあまり懐いてくれない椿。実は椿は先生と
身体の関係にあり先生のことが好きなんだけど、健太郎が来
たころから冷たくされ出したため、健太郎を疎ましく思って
いた。そしてそんな二人の情事を覗き見てしまい、椿に欲情
を覚える健太郎。先生の架空の恋人である鐘時とは一体誰な
のか。心中は実行されるのか。健太郎は尊敬する先生の死を
阻止することができるのか・・・

先生が変わり者なんですね。その一見バカなことばかりやっ
て能天気に見える先生なだけに、彼の抱えてきた想いの切なさ
が明かされ始めた部分は、かなりグッとくるものがありました。
そして全編をしっかりと引き締めているのは、健太郎目線で語
られる、小説家の書生らしい風情のあるモノローグ。彼は結局、
椿への想いは叶わぬままということで、恋としてはアンハッピ
ーエンドですが、彼が居なくては先生と椿を絶望から救い出す
ことは絶対にできなかったという、語り手としての部分で、非
常に魅力ある存在になっていたと思います。

話の面白さも勿論ですが、まさかこの絵がこんなに感性豊かに
動き出すとも想像していなかったので、その点での驚きもあり
ましたね。死を語るに充分なシリアスな部分での冷ややかな感
じや、アホな部分での和ませる可愛さなど、今回全5話とも描
き下ろしでしっかりとひとつの世界が確立できてることもあり、
バランスもすごく良かったのではないかなと思います。

「生きてみたい」そう先生の心を動かすことのできた健太郎の、
小説家としての未来も見てみたいですね。傍らには可憐な書生
がいたりして・・・


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