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恋と罪悪/たうみまゆ 【マーブル】


〔2009/10/20〕

★★★★☆

―30年後の7月20日にこの場所で―
何度か体の関係を持ちながらも、お互いそれ以上は
踏み込めなかった学生時代。くだらない約束を交わ
したのを最後に、会う事もなく月日を重ねる。警察
署長になった飯田とマフィアの大物になった柴田。
追う者と追われる者として迎えた約束の日、2人は・・・。

『恋と罪悪』
高校時代、不良とマジメな委員長という対照的なキャ
ラであったにも関わらず、柴田が飯田の性癖を見破っ
たことにより体の関係を持っていたけれど、気持ちを
伝え合うことのなかった二人が、30年後、マフィアと
警察署長という立場で再会するという話。
いいね〜雰囲気がイイ。ハッピーエンドではないんだ
けど、決して終わることのない恋、みたいな。美しく
ないんだけどドラマチックな感じに、キュンでした。
ちなみに、最初に柴田の手配書の説明をする上司が、
「何があるのか18年振りの日本〜」と言った、その
「何」に2回目に読んだ時に気付いて、その直後の飯田
の無表情(でも心には柴田がいるんだなという)との
バランスに、お〜っとなりました。

『あいのいろ』
浮世絵の絵師・春楽と摺師・冬仁(とうじ)という、
幼なじみ同士。抜群の絵の腕はあるのに、色決めの才能
がイマイチの春楽を常にフォローし、最高の作品に仕上
げることができる冬仁なんだけど、プライドの高い春楽
は・・・ という、ニコイチな二人の話。何ともじんわり
とキタ。上手い。

『きつつき、のノック』(前後編)
越したばかりの新築マンションで、毎晩トイレに入ると
啜り泣きを聞いてしまうリーマン・桂。幽霊かと思った
ら、実は隣の住人でタレント・樋口の泣き声だったこと
が判明。人付き合いの苦手な桂が、うっかりベランダで
泣く樋口に声を掛けてしまったことにより、妙に懐かれ
てしまうのだが・・・ そういうわけで、トイレの壁が薄い
ことを知らない樋口が、男と致している声が聞こえてき
たりしますのです。人と関わらなければ、傷つけること
も傷つくことも無く、失望することも無い、と思ってい
る桂は、面倒ごとは御免だと、樋口に「興味が無い」と
いう自分を護るための、最悪なコトバを吐いてしまう、
という。
できれば、もう少し樋口の事情が解ると尚良かったかと
思いますが、やはり雰囲気作るのが上手いので、面白か
ったです。

『絵に描いたような。』
美大推薦を目指しているためノートにいつも絵を描いて
いる豊岡に、デッサンモデルを頼まれた国語教師・細田。
実はノートの絵が自分だったことに気付くという。あぁ
甘酸っぱくていいわ。先生がもっさいというのがまたイイ。
「俺でよければ?」という何のひねりもない素朴な返事
と、美術の女教師のツッコミも楽しかったです。

『2/3の世界』
図書館の館長のことが好きで、その人の読んでいた本を
順に借りていっていた友人が亡くなり、代わりに返しに
来た同居人が、館長に代わりに彼の想いも告げるという
話。その返しに来た子は、体の関係もあったその子の事
を好きだったんだけど、曖昧なままにしていたことを
後悔してしまうという、それぞれのやるせない気持ちが
切なく染みる話。

『恋は罪悪』
表題作の描き下ろし。笑わせながらキュンな、これまた
上手い話だな。

そういうわけで、前回の『隅田川心中』も面白かったけ
ど、能天気であんまり萌えな感じではなかったので、自
分的には、こっちの方がラブ多めで好きでした。
色々上手いですよ、ホント。

 
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