selected entries

SEARCH THIS SITE.

  qrcode

categories

archives

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • -





友達の恋人/えみこ山 【ディアプラス】


〔2004/4/30〕

★★★☆☆

同級生になって十日。初めて口をきいた桂木は、綺麗なのに
第一印象はちょっと嫌な奴。だが意外な一面も知って、杉浦
は桂木にある頼みごとをする。「俺の恋人のふりをしてくれ
ないか」。桂木は“迫真の演技”で、杉浦の叶わぬ恋の相手
に恋人のふりをしてくれるが・・・・・・。

このレトロな絵に、なかなか手を出せないでいた作家さんで
すが、やっぱ読まず嫌いはいかんですね。なかなか面白かった
です。'03〜04年の作品3本。

表題作は、タイトルがこれなので、三角関係かと思ってまし
たが、二人の共通の友人・槇の目線で「友達の恋人」。これ
を口に出したときの、二人を見つめる槇の表情が好きだな〜。
最初は綺麗なだけでいけすかない奴だと思っていた桂木が、
実は結構いい奴だということに気付く杉浦。そして杉浦が叶
わぬ恋をしていることに気付いて、そのために恋人の代役を
演じることになる桂木。だけど演技をする中で、自分の本音
を吐き出し、それを「迫真の演技」とごまかそうとする桂木。
そんなちょっと控えめな二人が「恋人」になるまでの、少し
過酷、だけど優しい話で、心理描写が絶妙でした。

『極上の幸い』は、訳あってピアノを辞め、1人田舎で農作
業をして暮らす勇のところに、同級生の大伴が、下僕志願の
男・朔馬を送り込んできて・・・ という、最初は嫌がっていた
ご主人様だったけど、下僕が自然と支えになっていくという、
恋愛未満の話。勇と朔馬に、勇の姉と子供が絡んで繰り広げ
られる会話と、場面展開が面白いですねぇ。

『愛のしるし』は、高校の同級生で、会えば喧嘩ばかりの
久我と井住が、互いの家庭の事情なんかを知るうちに、分か
り合っていくという話。切ない過去も一緒に乗り越えていけ
るような絆が見事に築かれていく感じがとても心地よく、
ナチュラルでいい二人だな〜って思いました。

ノーテンキに生きてるようで実はトラウマがあったりして、
という話が、嫌味たらしくなく、でもしっかり伝わってくる
セリフ回しと構成力で描かれていて、無駄コマが一切ないって
感じで、上手いですね。関西弁なのも好きだな〜。まぁただ、
かなり「ぬるめ」ですので、胸を張ってお奨めとは言えません
が、昔からあるような正統派JUNEって感じで、心から入る恋の
爽やかさは味わえるのではないでしょうか。昭和な絵も読み始
めてすぐに気にならなくなりました。後味がいい3本でした。


↓ 商品情報や他の方のレビューはコチラから。
 関連商品の情報なども掲載されてますので、参考にしてみてください。







スポンサーサイト

  • -









イトラコナゾール