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ひな菊/雁須磨子 【ルチル】


〔2006/6/24(旧:1999/7)〕

★★★☆☆

幼なじみ・慎一は、玖摩にとっては子供の頃からかっこ
よくて頼りになるヒーローだった。その慎一が、赤井に
だけなぜか乱暴で容赦ない。慎ちゃんは赤井が好きなん
だ・・・ 気づいた玖摩はとても複雑で・・・・・・。

表題作の他に5編の短編集。
『はしろうか』は友人・肩ロースこと肩口一久(ネーミン
グ、ウケる〜)に告白され戸惑う男の姿が切々と・・・ プッ
「抱いてくれ」だったのかぁ。しかし確かに肩ロースを
可愛いと思い始める自分がいて、意外とノンケが堕ちる時
なんて、こんなもんなのかもしれない。という脱力感も
心地よい話。

『巷に風の吹く如く』は、すっげーダメな幼なじみで漫画家
の清隆の面倒を見ちゃう明夫。何で一緒に住んでるんだろう
って改めて聞かれちゃったら、あらどうして?っていう、二
人の関係も時間と共に変わっちゃってるんじゃない?という、
なんちゃない話だけど、二人のやりとりが面白い。

『夜鷹蜂雀』は、貧乏カップルの片割れが、拾った携帯に
かかってきた援交を、女装で承るという、オバカな話。

『エンドレスサマー』は、奔放な兄と、その連れでウリを
やっていた明雄に振り回される弟の話。兄がドSなDV男
で感情表現ヘタクソな感じなので、何やよくわからんカッ
プルやけど、まぁ弟もきっと訳わからんだろうという感じ
が面白い。

『ライジングアリゾナ』は、何の仕事をしても続かなくて、
バイトを転々とする鳴海が、ある日公園で出会った子供を
ビビらせてしまい、おしっこちびらせてしまったことから
子供の家に行くが、どうやら片付けられない父親のせいで
家は荒れ放題。堪らず片付けて・・・
これね、実はこの本の中で一番好きかも。ぶちゃいく気味
の子供が、おしっこ漏らしたり、朝パパがお湯を入れてく
れた「どんべえおうどん」(←って呼び名がカワイイ)を
すする姿とか、何か妙に子供がツボをついた。続きもきっと
ベタなBLが成立してそうな雰囲気が好き。

そして表題作『ひな菊』は、幼なじみでいつでも自分の中
のヒーローな慎ちゃんが、なぜか赤井にだけ暴力的で、な
ぜなんだろうと思ったら、慎ちゃんが赤井を好きなんだと
いうことに気づいちゃって、何とも複雑、という話。
正直、『エンドレスサマー』もそうだけど、愛情を暴力で
というタイプの男子の気持ちがわからないので、ラブの面
での理解が難しいんだけど、やりとりが面白いので、楽し
かった。

そんなわけで、結構ツブぞろいな一冊では。この方のは
『のはらのはらの』しか読んだことないですけど、自分的
にはこっちの方が全然好きだなぁ。


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