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花追い人/モモ花 【CITRON】


〔2013/5/1〕


★★★☆☆

花屋で働くシゲルは、画家の津田さん宅に週3回大量の花を
デリバリーしている。単に花好きだと思っていたが、ある日、
津田さんが実は届けた花をすべて“食べていた”と知りシゲル
は驚愕!ぼんやり浮世離れした津田さんを心配して『花断ち
しましょう!』と提案する。毎日通って、津田さんの様子を
窺うシゲル。しかし、津田さんが花を食べてしまうのは哀しい
理由があって・・・。まっすぐな恋を丁寧に描くピュアラブなモ
モ花ワールド。表題作のほか、心が震える読切り5編を収録。

3冊目のコミックスで、全6作品を収録の短編集。
どれも、キラキラふわふわした雰囲気に切なさもあって、最
後には心温まる話にまとまっていてと、何かと癒されました。
しかも話が終わるごとに作家さんの作品に対するコメントが
載せてあるので、それにより世界観が固まった感じがします。
すごく良い話ばかりでしたv

表題作があらすじの話。最初「花を食べちゃう」という設定
に、え?そんな人いるの?どんな奇人設定・・・と驚いてしま
いましたが、なんという切ない理由。津田さんは、花のよう
なシゲルに会えて良かったですね〜。

『ひなたの犬』は、田舎町で今は使われなくなったバス停の
ベンチにいつも座っている小説家の川端が、キラキラした高
校生の日向に懐かれて・・・という話。
日向の空気読めない陽気さが、可愛くてすごく癒されました。
最後はちょっとウルッと。

『「範囲」0cm』は、不良で女好きという噂の佐田と、学年
首位で冷血だと噂されている立花というタイプの違う二人が
学校の屋上で鉢合わせ。お互い根も葉も無い噂話にうんざり
していたことから意気投合し・・・という話。お互いに足りない
ところを持っていて、何かいい二人ですね。

『選ばれる夜』は、同じ会社に勤める2つ年下の恋人・伊塚
が交通事故に遭ってしまい、彼の中から自分との記憶だけが
すっぽりと抜けてしまったけれど、思い出さない方が彼のた
めなのかもしれないと、黙っていた折原だったけど・・・という
話。これは「泣けるBL」に掲載の話ということもあり、すご
く切なくて、でも幸福感も味わえて、感動でした。
折原へのプレゼントに添えた、過去の自分が書いた手紙を見
て、今の自分も同じように折原への愛情を感じるという表現
にグッときてしまいました。

『帰ろう』は、仕送りを貰わずに二人で暮らしている大学生
カップルの中澤と日野という貧乏な二人の話。自分が告白し
て付き合ってもらえることになって、同棲も自分から言い出
して、でも貧乏させて・・・と、何かと負い目を感じている中澤
が、精一杯愛情を注いでいる姿が良かったです。まぁ少々卑
屈すぎるよね〜という感じもしますがw 稼げるようになって
も変わらずにお互いを思いやれそうなカップルでしたね。

『図書室ふたり』は、皆がサボるため仕方なく毎日図書委員
の仕事をしている真面目な杉山と、杉山が可愛くて様子を見
に来ちゃう橘先生という話。
誰も知らない杉山の魅力を自分だけが独占したい先生と、実
は先生に惹かれているけれど、気持ちを知られたら避けられ
てしまうかもと思っている杉山という、既に両想いの二人で
した。「プチ教師失格」でしたねw 先生だって人間だもんw

そんなわけで全部いい話で面白かったですが、『ひなたの犬』
『選ばれる夜』が特に好きだったかなと思います。
過去2冊も良かったですが、長いとどうしても雰囲気重視な
感じがしていたので、今回の短編はすごく読みやすくて好み
でした。作品とキャラに対する作者さんの愛情も、端々から
伝わってきたし。次回も楽しみにしたいと思いますv


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優しい星/モモ花 【CITRON】


〔2012/5/29〕


★★★☆☆

対人恐怖症気味の高宮蛍。雨の日に仕事で出掛けた帰り道、人
混みに酔いうずくまっていたところ「大丈夫ですか?」と手を
差し伸べられた。その男の子は自分が差していた傘を貸してく
れキラキラした笑顔で去っていった。その笑顔が忘れられず、
傘を返すために会えるともわからず同じ場所で待つ蛍。
両親を失い、母親の弟に愛情いっぱいで育てられた春野優人は
高校生。雨の日に助けた年上の男の人は綺麗でかっこいいのに
コンプレックスの塊・・・。優人は彼の心を解きほぐすことがで
きるのか。
蛍と優人の優しくてせつなくて甘い初恋物語v『春の雪』のさ
くらと雪彦のお話も収録!

1年前に発売された『春の雪』のスピンオフで、当時赤ちゃん
だった優人が高校生になって恋を・・・という話。
対人恐怖症気味で人込みが苦手だけど、仕事の打ち合わせがあ
り出掛けたデザイナーの蛍(けい)は、雨宿りをしているうち
にどんどん気分が悪くなりうずくまってしまったが、通りがか
りの明るい高校生が声を掛けてくれ傘を貸してくれた。その優
しさが嬉しかった蛍は数日後、名前も知らないその子に傘を返
し、せめてちゃんとお礼を言いたいと、その場所で勇気を出し
て待ってみる。すると現れた彼・優人は最初に会ったときと同
じようにキラキラしていて優しくて、友達になりたいと早速蛍
を家に招待してくれて・・・。

というわけで、ネガティブな大人が、明るく前向きな高校生と
出会い、その彼の優しさで少しずつ世界が開けていくと共に、
どうしようもなく惹かれてしまい・・・という、乙女チックBLで
した。

ちょっと冒頭の発展の仕方が強引で、声掛けるかな〜とか、家
に招くかな〜とか、昨日今日知り合った人に家庭事情カミング
アウトしちゃうかな〜など、突っ込みどころが満載だし、前作
同様やはりどこか雰囲気で進んでいく感じがあり、行間など読
むような部分もなくあっという間に読み終えてしまうので、そ
ういう意味では物足りないかなと思いましたが、間の取り方な
ど前作よりはすごく掴みやすい感じになっていたと思います。
読むペースをかなり落として読むことをお奨めします。がしか
し、キラキラふわふわしているので、気恥ずかしくなること受
け合いですがw

までも、そういう感じで突っ込みたくなりつつも、主役の二人
のやりとりそのものもそうですし、優人のパパ達に対する想い、
そして何より作者さんが彼らを幸せに導きたいという優しさが
これでもかと伝わってくるので、気付いたら結構ウルウルして
しまっていたわけでw 何かちょっと、ヒーリング的ですよね。
優人が逃げてしまった蛍さんを雨の中追いかけていく描写など、
とても器用とは言えない感じなんだけど、何かこの画面から出
てくる不器用な必死さが愛しく思えてくる感じで。

画面や表現方法と共に、気持ちの動きもどこか曖昧で雰囲気漫
画的ではあるけれど、世界観がまとまっていて、読みやすかっ
たです。上から目線でアレですがw、確実に成長されているなと。
読んでいてずっと「どっちも受」と感じる乙女チックな内容で
したが、たまにはこういう恥ずかしいのも悪くないですねw
しかし優人に失恋した幼馴染・達也は、ちょっと可哀想でした
ね〜。幼馴染スキーの私は実は、こっちにしちゃえばいいのに
・・・などと思ってしまったこともありましたw

パパとお父さんは、相変わらず幸せに溢れていて、この数年も
こうやってラブラブしながら過ごしてきたんだね〜と思うと
感慨ひとしおでした。


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春の雪/モモ花 【CITRON】


〔2011/6/1〕

★★★☆☆

医師の日吉は、優人の診察に来た雪彦に一目惚れ。
診察室で思わず「付き合ってください」と告白。冷たく
あしらわれたにもかかわらず、毎日のようにアタック。
完全拒否の雪彦だったが、日吉のあたたかい優しさに触
れ少しずつ心を許していく。しかし大切な人を失い、ず
っとひとりで優人を守って生きてきた雪彦は、なかなか
自分の気持ちを出せずにいた・・・。大きな愛とせつない
恋と優しい気持ちにあふれた物語。

たった一人の家族だった姉を亡くし、忘れ形見の優人を
一人で育てている20歳の美容師・雪彦が、31歳の医師・
日吉に一目惚れされ猛アタックを受けるけれど、優人を
守ることに精一杯の雪彦は、素直にその気持ちを受け入
れることができず。しかし日吉の真っ直ぐな愛情が、や
がて雪彦の心を溶かしていく・・・という、シンプルな恋
の話でした。

今っぽい絵柄で、雰囲気で見せるという感じでしょうか。
ほわほわとした空気が漂っていて、優人はキュートだし、
テーマに合っていてとても良かったと思います。中身も
表紙の印象通り、淡いピンクの優しい雰囲気でした。
しかし個人的には、このセリフが少なく、あくまで表情
で見せるという形式が、密度不足に感じてしまって間延
びした印象。これがギュッと圧縮されて、半分くらいの
ページ数で収まっていたら、もっと好きだったかなと思
うんです。

普段はイケてる医者なのに雪彦の前ではデレッとしてい
て、でもイザとなると頼りになる日吉は好きでした。雪
彦はツンデレというよりネガティブという感じだったの
で、何故にそこまで卑屈なのかがもう少し説明があると
良かったかもですね。どうしても、恋愛より子育てを優
先したい真意を後の方でバラす形式にしてあるので、そ
こに行くまでが非常にじれったく感じてしまったようで
す。この間の取り方を、雰囲気があって素敵と思うか、
私のようにじれったく感じるかで好みが別れそうですね。
でもほっこりとさせてくれる基本的な部分や、魅せたい
という意思が感じられるところは好きだったので、次回
を楽しみにしたいと思います。

カバー下の優人目線漫画は、思わず涙ぐんでしまいまし
た。こういう何気ない日常話に弱いw こうやってみると
何となく、シリアス気味だった本編よりもむしろ、くっ
ついてからの少し笑いも入った話なんかの方がより面白
く描けるんじゃないのかな・・・という期待がv


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