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拝啓、兄さん様/田倉トヲル 【ルチル】


〔2013/3/23〕


★★★☆☆

豊は、歳の離れた兄・稔が大好きだ。しかし、稔は高校卒業
とともに家を離れたままで、豊たち兄弟の間は、ずっと続い
ている手紙のやり取りが繋いでいる。ある日届いた手紙には、
八年ぶりに見る稔の写真が同封されていた。そして、その夜、
稔が家に戻ってきた。稔と過ごす久しぶりの夏。やがて稔へ
の想いが「兄」に対する以上の意味を持ちはじめたことに気
づいた豊は・・・・・・。

8年前に就職で家を出た大好きな10歳年上の兄・稔と手紙の
やり取りをしていた高校生の豊。夏休みが始まってすぐ兄が
地元に帰ってきたことで、お互い自他共に認めるブラコンな
二人の想いは、別の形に変化していき・・・。

というわけで、兄のことを恋という意味で好きになってしま
った弟と、同じように弟のことを好きなくせに、兄弟であろ
うと踏ん張ろうとする兄という、両片想い兄弟の話でした。

空気がおいしそうな適度な田舎町が舞台で、少しだけ前の
アナログな時代設定ということもあり、ひとつひとつのやり
とりに味があって、静かにジレジレな感じが伝わってきて面
白かったです。他に煩わされることが無い分、向き合うしか
ないよねという感じがしましたね。

正直、ガチ兄弟というのが少し苦手なので、途中で何度も、
実は血が繋がってないとかにはならないんだろうか・・・などと
思ったりもしたんですが、幸い二人の歳が離れていて変にがっ
つくような話でも無く、上手に繊細な雰囲気で読ませてくれ
るので、段々とどうにもならないもどかしさにキュンとくる
ようになっていました。豊が、16歳の豊に当てた手紙はスト
レートで何か泣けたな〜。

ただ、丁寧に描かれてはいたんですが、最後らへんが自分の
読解力が無いだけか、よく判らなかったw やっぱり離れよう
という兄の結論が出てバッドエンド的に終わるのかと思った
ら、何か結局一緒に居ようということになっていて、二人で
泣いていたのは何だったんだろう・・・という。
兄ばなれしよう、弟ばなれしようとしている葛藤をじれじれ
しながら楽しむ話としてすごく面白かっただけに、最後にビ
シッとした結論が出ていないのは、ちょっとモヤッとしました。
まぁ、弟の熱さの勝利ということなんでしょうが・・・。
周りの人達も、彼らのブラコンっぷりを微笑ましく思ってい
るようなので、そういう意味では多少いちゃいちゃしていて
も問題なさそうですが。まぁこの辺は、追々考えていこうと
いうことなんでしょうかね。

でも本当、表情や仕草など丁寧に描かれていて読み応えがあ
るし、空気が澄んでる感じなど醸し出すムードはどれもとて
も好きだし、何か味があって良かったです。まだ2冊目とは
思えない貫禄。今後も期待ですねv


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セロ・メロウ/田倉トヲル 【ルチル】


〔2010/5/24〕

★★★☆☆

チェロを弾くその姿は色っぽいけれど、恋愛にだらしなく
てダメな男・真幌。誰のことも一度も好きになったことの
ない真幌が、宗介に拾われたのは一年前の雨の日。朝が弱
い真幌を毎日起こしてくれる宗介の笑顔に惹かれる真幌は
・・・!?

全6作品収録の初コミックスで、あらすじの表題作は最後
に収録されてます。

『荷台の彼女』は、遅刻魔のため毎朝親友・コータに迎え
に来てもらい自転車の後ろに乗せてもらっている綾が、コ
ータに対する気持ちがいっぱいいっぱいになって、更には
コータに彼女らしき子ができてしまい・・・という、親友に気
持ちを伝えられず色々悩んじゃう、甘酸っぱい話。
結構モノローグが多めなので、繊細系ね・・・とか思いながら
読んでましたが、綾の上目遣いでの告白にキュン!きてし
まいましたw まだ恋愛始まったばかりなラストも清清し
くて良かったですね。

『兄弟ごっこ』は、美大3年の裕と高1の智という、お隣
同士の幼馴染。ちょっと挫けがちな裕が、智の無邪気さに
救われるという恋愛未満の話ですが、チャリで川の上流に
行くという、この爽やかさが何とも可愛くて良かったです。

『放課後のイチゴ味』は、自分の机を夜に使っている定時
制の人が、忘れて入れっぱなしになっていた飴がきっかけ
で二人が知り合うという話。机を使っての文通状態から、
すごく自然に二人が打ち解けてく感じに、一緒にキュンと
させられました。うん、甘酸っぱいv

『FINGER』は、秋央の押しに負けて付き合いだした隼人
だったけど、秋央が留学することを、自分だけが知らない
で・・・という高校生同士。ちょっとクサい秋央が、良い感じ
でした。ただ肝心の手の描写が色っぽくないw

『よつば』は、体が弱く、体育はいつも木陰で見学の行元
と、何故か行元が気になる吉田。普通の男子二人が、こう
いうやりとりをしているという状況に、激しくときめきま
すね。行元の色っぽさが良い感じ。

『セロ・メロウ』があらすじの話。父親が経営するジャズ
バーの前で宗介が声をかけたことから、真幌は住み込みで
店でチェロの演奏をするように。しかし宗介への想いがつ
のりすぎた真幌は、その気持ちが音として現れちゃって・・・
という、この本の中では一番色っぽい話。

ほとんどが気持ちを自覚するまでの恋愛未満な話なんだけ
ど、しっかり感情描写ができているので、物足りなさも無
く良い感じです。むしろ、無理矢理急展開じゃないところ
が好感持てます。話が突出して面白いとか、新しいってわ
けでもないけど、自分の作品の雰囲気っていうのをちゃん
と持っていらっしゃるので、鮮度良いなぁって感じです。
もっと違う話も読みたい!と思える、なかなかクセになる
ピュアさでした。清清しい。


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