selected entries

SEARCH THIS SITE.

  qrcode

categories

archives

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • -





銀座カクテル恋慕譚/梅松町江 【BBC-DX】

〔2014/7/10〕

★★★☆☆

昭和28年、ここは花の都・東京銀座。バーキネマには今宵
も洒脱な男達が集う。大企業の御曹司・宝井君は、大学生活
の傍ら道楽でボーイのアルバイトを始めた。仕事を教えてく
れる厳しい先輩・キツネさんは、妙に男を惹きつける色気で、
客の口説き文句をさらりとかわす。飄々とした風情に反して、
キツネさんは一途な恋心を秘めていた。意中の相手を見つめ
る眼差しに、宝井君は苛立ちを隠せず、キツネさんを押し倒
してしまい・・・。

道楽でバーのボーイのバイトを始めた、金持ちの息子で大学
生の宝井が、先輩ボーイのキツネさんこと狐塚が男色趣味で、
妻帯者であるオーナーに恋をしていると気付いて・・・という
戦後まもなくが舞台の話。

ずっとオーナーを好きだったキツネさんが、割とあっさり宝
井に乗り換えてしまったので、その辺は多少物足りなさがあ
りましたが、ほのぼのとした雰囲気は楽しかったです。
折角だから二人とも、見た目がもっと昭和な感じでも良かっ
たのにという勿体無い感じが。
あと途中で変わりましたが、ある時期までかなり雲田さんタ
ッチな絵柄だったんだなという。

『溺れるわからずや』は、昔は自分より小さかったのに、今
では大きくなり成績もトップな幼馴染・カメこと亀井戸にジ
ェラシーな多摩が、キスをされたことで・・・という話。
何か脈略が解り難かったかも。水泳男子を描きたかったんだ
ろうなという。

梅松さんは好きなんだけど、今回は表題作も読み切りも、特
に気持ちの面の表現がざっくりしている感じで、残念ながら
あまりくるものは無かったです。何度も読みたくなる感じで
は無いなという。


↓ 商品情報や他の方のレビューはコチラから。
 関連商品の情報なども掲載されてますので参考にしてみて下さい。



↓ ランキング参加中です
にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村 BL漫画感想へ







ごまかしきかないまがいもの/梅松町江 【Canna】

〔2014/7/25〕

★★★★☆

何となくそんな気分で、相手を探すのも億劫な夜、ゲイ
向けの出張風俗を利用してみることにした大学教師の勇作。 
そんなに期待はしていなかったものの、部屋に訪れた売り
専ボーイのミズキは可愛い上にエロく、大満足の一夜を過
ごした。しかし後日、勇作が教壇に立つと生徒の中にミズキ
の姿が。昨夜関係を持った子が自分の生徒だと判明し・・・・・・!?

表題作は3話。
売り専ボーイを呼んだら知り合いで、思いの外はまっちゃう
というのは良くある話だとは思うんですが、受は特に訳あっ
てお金を稼いでいるわけでもなく、攻の男関係が乱れている
わけでもなく、あくまで平凡な人達の話という、この地味な
雰囲気が好きでした。
エロになると妙にエロい受が根はひたすらピュアなのが可愛
いし、先生がいい感じに彼を可愛がって甘やかして、恋をし
てダサくなってる姿にキュンとできてと、年の差カップル好
きにはなかなか楽しかったです。

『バイセコジャーニー』(前後編)は、大学の友人・清水と
離島で旅行中、頭をぶつけて一時的に記憶を無くしてしまっ
た泰宏が、本島へのフェリーが出るまで4日間、自分が立て
た計画を元に、引き続き旅行を続けることにするが・・・とい
う話。

すごく面白かった!お別れ旅行なんて切ないわ〜と、胸を締
め付けられるような思いで読んでいたので、開放感ったらな
かったw 数々の計画で、泰宏がお調子者的なアホなんだろう
なというのは想像できてましたがw、やっぱりいいキャラで
したね。こういう爽快感が、私が最初に『さよならチキン』
(の中の『夏ノ小路坂〜』)を読んで好きだな思った部分だ
ったということを改めて思い出しました。
梅松さん、何か好きだな〜v
 

↓ 商品情報や他の方のレビューはコチラから。
 関連商品の情報なども掲載されてますので参考にしてみて下さい。



↓ ランキング参加中です
にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村 BL漫画感想へ







ストロボハート/梅松町江 【LYNX】


〔2013/11/21〕

★★★☆☆

落ち込んだ人の頭上にはどんよりとした雨雲、怒りで攻撃的
になっている人の体からは尖った剣・・・。そんなふうに人の
気持ちが形となって見える、ちょっと不思議な能力を持つ大
学生の啓は、ある日、サークルで仲の良い後輩の光太郎から、
キラキラと光るピンク色のハートが自分に向けて飛んでくる
ことに気付く!「え!?ハートってことはつまり・・・おまえ、
オレに恋しちゃってるの!?」普段はポーカーフェイスな光
太郎の秘められた恋心を知ってしまい、動揺しまくる啓だった
が・・・!?

7冊目のコミックス。前回の『海の底〜』がファンタジーで、
今回もちょっとファンタジー設定だったので、どうかなと思っ
たですが、非常に可愛らしくて楽しかったです。

表題作『ストロボハート』は、人の気持ちが形になって見える
という変わった能力を持った啓が、自分に向けて好意を示すハ
ートを飛ばしてくるサークルの後輩・光太郎のことを、可愛い
なと思い始め・・・という。大学生同士の話。
素っ気無くしたり毒を吐いたりしながらも、ハートが出ちゃっ
てる光太郎が可愛いw 変わった設定だけど、無理のないファン
タジー具合で、その辺が苦手の自分でも全然問題なかったです。

『メルティーハート』はその続編。その後二人はお付き合いを
始め、相変わらず光太郎からはハートが出まくりでいい感じに。
過去にお付き合いしていた女の子に能力を打ちあけたところ気
持ち悪がられ振られたという苦い経験のある啓だったけど、こ
の温かいハートを持つ光太郎なら大丈夫だと確信し、打ち明け
て・・・という話。
エロいことを考えちゃうと、ハートがトロトロになっちゃうのねw
自分の気持ちが全部見られてしまっていたと知り光太郎が発した
「ハートに見えるんですか!?ファンシー!!!」に爆笑ですw
いっぱいいっぱいで部屋に駆け込む二人が可愛かったv

『スリーポイントミステイク』は、アパートの隣の住人で同じ
大学の西木原の部屋をよく訪れる恋人・北上を、痴話喧嘩から
保護したことから、大学内でも親しく話すようになった三波だ
ったけど、実は二人が付き合ってはいないと知り・・・という話。
いやいや、完璧騙された!素直なのでw 種明かしされて読み返
してみたら、確かに北上がモゴモゴしてて上手く濁してあるん
ですよねw 最初に突き飛ばされた北上が赤面してたのとか、あ
れもこれも、そっちだったのか〜という。まんまと騙されて楽
しかったです。

『窓際のアクアリウム』は、入社5年目で人気作家・青浜朔の
担当になり喜んでいた堂島だったけど、実は青浜は、高校時代
に告白されたものの拒絶してしまった仲の良かった友人・染谷
で、10年ぶりに会った二人は、作家と編集者として再び親しく
話すようになるが・・・という話。
時間が経つと、色々と見えてくるものがあるんですよね。染谷
はいっぱい言いたいことがあるでしょうに、そういうのも全部
洗い流してしまえるほど、昔と変わらず堂島のことが好きなん
ですね。一途で可愛い。幸せにしてやってよ!

というわけで、3つの話が収録されていましたが、全部面白か
ったです。やっぱり、話の持って行き方とか目の付け所とか、
地味な設定なのにありきたりじゃなくて、何か魅力があるんで
すよね〜。好きだな〜。


↓ 商品情報や他の方のレビューはコチラから。
 関連商品の情報なども掲載されてますので参考にしてみて下さい。



↓ ランキング参加中です
にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村 BL漫画感想へ







海の底 夢見るコイ/梅松町江 【B's-LOVEY】


〔2013/9/14〕


★★★☆☆

海洋生物の研究をしている海城はある日、海辺を歩いていると
砂浜で倒れている美青年を発見する。心配した海城は仕方なく、
家に連れ帰る。気がついた青年は、自分は深海生物で、ここに
は恋をするためにやってきたと言い出し・・・。

6冊目のコミックスは2つの話を収録で、表題作は前後編の2
話と、描き下ろし1話の計3話。
海の底で地上の情報を得ながら生きていた、身体を持たない生
物・コイが、人間が喜びを感じる「恋」というものをしてみた
くなり、自分で身体を生成し、地上へ。そんなコイを、偶然通
りがかった海洋生物の研究者・海城が見つけ連れ帰ったところ、
私と一緒に恋をして欲しいと言われてしまい・・・というファン
タジーでした。

最初、謎の生物・コイがデンパっぽい感じで宇宙人的だったの
で、これは完全に苦手なタイプの話かも・・・と思ったんですが、
さすがそこは梅松さん。コイが色んな情報を得て、つたないな
がらも人間っぽくなっていく姿や、嬉しいと発光しちゃったり、
ニコッと笑う姿などどれも微笑ましくて、どんどん楽しくなっ
ていった感じです。描き下ろしの、無自覚にエロ要求をしちゃ
うコイったらもうw

『愛されたがりウラオモテ(全2話)』は、会社の後輩・羽生
がフラれる度に慰めてやっていた先輩・大江が、実は羽生の恋
愛対象が男だったと今更知り、段々意識しちゃって・・・という、
ノンケの先輩が心配してるつもりがいつのまにか意識しまくり
になってしまい、なんだかんだで絆されちゃうという話。
何か度々、雲田作品に見えたのは気のせいか?w
関係性としては定番な感じではありましたが、いい感じにエロ
オチで面白かったです。

そういうわけで、個人的にはどちらの話も面白かったんですが、
特に前半は、ファンタジーと言ってもいつも以上に地味な感じ
なので、物足りないと思う方は少なくないかもしれないですね。
まぁ正直いつもほどの面白さには達していないような感じもす
るんですが、何か良い意味で引っかかる作品を描かれるので、
今後も期待したいと思いますv


↓ 商品情報や他の方のレビューはコチラから。
 関連商品の情報なども掲載されてますので参考にしてみて下さい。



↓ ランキング参加中です
にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村 BL漫画感想へ







夏揺らぐキミをおう/梅松町江 【Canna】


〔2012/8/29〕


★★★☆☆

クラスのムードメーカー的存在の武田と、優等生の榊。
一度も喋ったことがない二人だったが、武田は榊が泣いて
いるところを偶然目撃してしまう。クラスメイトの意外な
一面に驚きつつも、それが誰にむけた涙だったのか気にな
りだしてしまい・・・。

梅松さん5冊目。勝手に 注目株〜vと思っている作家さん
ですが、今回は、表題作が残念ながらあまりツボにハマら
ず、大丈夫かな・・・と思っていたんですが、後半のカップル
の話がめちゃめちゃ好きだったので、復活w やっぱり地味
ながら面白い話を描かれます。

表題作は前後編の2話。
化学部に所属する、明るい生徒・武田は、ある日同じクラ
スの優等生で話したことのない榊に、人違いで呼び止めら
れたことから、いつも一人で昼休みにどこかに行く榊のこ
とが気になるように。そんなある日、化学準備室に入って
いく榊を見かけた武田は、榊が中で、化学の教師・菊地と
いやらしいことをしていることを知ってしまう。最初に呼
び止められた時、榊が泣いていたことから、先生との恋愛
で苦しんでいるのではないかと思った武田は、榊の行動を
気にするうちに・・・。

改めて読み直してみると、やっぱり上手いと思う描写は度
々あって、これはこれで青い感じがして好きでした。先生
は最悪ですがw でもやはり雰囲気重視な感じだったので、
いつもに比べるとパンチが足りないかな〜と。
しかし、榊が準備室に行ってるのを見たことは、榊本人に
は言ってなかったと思うんですが、途中で「今日も行くの
?」となっていたので、んん?と。これは武田がカマをか
けたということなんでしょうか。ちょっとここが解りにく
かったかな。まぁ、一度読みでは物足りなく感じた部分も、
何度か読むうちに良いところにも気付けたので、基本的に
好きな作風なんだな〜と思いました。描き下ろし(ちょっ
と絵が雑ですがw)で幸せそうな二人が見られたのも、プ
ラスに働いたと思います。


『Ching-a-ling Ching-a-ling』
カフェで働いている圭介は、同じビルの事務所で働く滋と
休憩場所で出会い、お互いゲイであることが判り、滋から
軽い感じで告白してきて付き合うように。滋を好きな気持
ちがどんどん大きくなっていく圭介だったが、自分がそこ
まで愛されている自信がない上に、構われたがりの自覚が
ありウザがられることを恐れる圭介は、素直に甘えられな
くて・・・。

付き合っているものの、今ひとつ滋さんの気持ちを疑って
いた圭介が、何だ思ってた以上に愛されてるじゃんと気付
く話でした。
鈴の音に気付いてダッシュしてくる滋さん、萌え〜w
更に安心して崩れ落ちる滋さんにキュンきたかと思ったら、
「俺そういうの言われんの すごい好きよ?」にズキューン
とw 思わず赤面しそうになるバカップルっぷりでした。好
きだ、こういう人達v

『Pitter-Patter Pitter-Patter』
ラブラブな毎日を過ごす二人。しかしある日圭介の店に偶然、
2ヶ月付き合ったけど最悪な性格だった元彼・蓮田がやって
きてしまい、以来何度もやってきては、圭介にちょっかいを
出してくるように。そんな圭介を心配する滋は・・・。

ウザい元彼の出現に苛立ち、必死こいちゃう滋さんの話でした。
滋さんが、カッコ悪い?上等だよ!とばかりに全力で圭介を
愛してるのがとにかくイイv  ずっと地味にキュンときてま
したが、「滋さんは 安心したいの」でとどめを刺されましたw
1本目の話でもそうですが、普段からマイルドな滋さんが
更にデレちゃう、ちょっと圭介の様子を見つつ放つ言葉が最
高っした!もっと滋語録、読みたいv

そうそう、あとがきで梅松さんも言われているように、滋さ
んには不思議と父性のようなものがあって、この二人がいく
つの年の差なのかは不明ですが、何かこう、圭介包まれてる
な〜という幸福感がありますよね。圭介も滋さん大好きなの
が伝わってくるし、あぁやっぱり好きです、バカップルv


↓ 商品情報や他の方のレビューはコチラから。
 関連商品の情報なども掲載されてますので、参考にしてみてください。



↓ ランキング参加中です
にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村 BL漫画感想へ







やがて愛しきテーブルクロス/梅松町江 【LYNX】


〔2012/2/24〕

★★★☆☆

かつて自分の性癖を家族に知られ絶縁状態となっている会
社員の黒田は、傷つくことを恐れるあまり、恋人ともドラ
イなつきあい方しかできないでいた。そんなある日、アパ
ートが火事にあい、恋人の旭の家に居候することになった
のだが、旭は実家住まいな上に三世代同居の仲良し一家で・・・!?

ここ最近出てきた方の中ではかなり注目している作家さん
である梅松さんの4冊目ですが、うんやっぱり面白かったv
何がいいって、この地味さがですねw おちゃらけながらも
地に足が着いた感じというか、描きたいことをしっかり持
っていて、BL読みなら誰もがグッときてしまうリアルな題
材をやり過ぎない程度に膨らましている、この匙加減が非
常に上手いと思うのです。今回も、最初はバーでナンパみ
たいなことから始まったので、どうはっちゃけるのかと思
ったら、とても地味〜に不変のテーマであるカミングアウ
トの話に終始していて、そのダサさに非常にグッときました。
カッコ悪いのもいいじゃない!みたいな、人間くささがな
んかいいんですよね。

表題作は前中後編の3話と続編が1話+描き下ろし。
昔、ゲイであることを両親に知られ絶縁された黒田は、傷
つくことを恐れ、また別れる時に面倒になることが嫌で、
恋人とは程々にドライな付き合いしかしてこなかった。そ
んな黒田のアパートが火事で水びたしになってしまったこ
とから、現在の恋人であり、人の良い旭の申し出で、彼の
家で暫くお世話になることに。しかし実は旭は実家住まい
で、父と祖父と弟との4人暮らし。黒田は、自分が旭の恋
人だと知られることで、この仲の良い家族が崩壊しかねな
いと、旭との別れを口にするが・・・。

というわけで、過去に家族にこっぴどく否定されてしまっ
たことで後ろ向きだった黒田が、自分の家族とは正反対の
家族に触れ・・・という話。テーマとしては本当にベーシック
で華やかさは無いんですが、何でしょうね〜、何か惹かれ
ます。話の持って行き方が上手いので、読んでて、何だあ
りきたりだな〜という感じがしないんですよね。

旭と向き合って話をしてくれた祖父にも、それを心配して
立ち聞きしていた父にも、気持ち悪いと言ったことを謝る
弟にも、それに笑いかける旭にも、すごく胸が熱くなっち
ゃいました。でも決して、目に見えていい人という態度な
わけでなく、本当に普通の接し方で。何か、このたった6
P程度でこういうドラマをサラリと描けてるのが上手いなと。

あと続編『てのひらからはじまる』では、偶然旭父と会っ
て飲んだ黒田が、かつて確かに自分にも両親に愛された記
憶があり、それを夢に見るシーンがあって、それも何か良
かったです。ベーシックなのにこんな感じに味付けできち
ゃうんだ〜と、何かわからないけれどとても惹かれるもの
があるんですよね。
こんな家族はそうそう居るもんじゃないとは思いますが、
なんか夢があって、ささやかな幸せを感じさせてくれる感
じで良かったですv

同時収録の短編はデビュー作『ナポリタン エチュード』。
こうやって見ると、今に比べると結構ちまちまっとした画
面だったんですね。先輩社員と新入社員が、実は前に会っ
ていて・・・という話で、ご本人が「あまりうまくないね」と
言っている通り、やはりどこか物足りないかなという感じ
はありますがw、何か初々しい感じで悪くなかったです。

先日読んだ、『ダメBL』でのジジ×ジジの話も良かったし、
絶対まだ伸びシロだらけだと思うんですよね、この方v
変にいまどき感とか意識せずに、このまんまちょっと田舎
クサさの漂う感じで突き進んで、カッコ悪さが愛しく思え
る男達を描き続けて欲しいです。今後も楽しみv


↓ 商品情報や他の方のレビューはコチラから。
 関連商品の情報なども掲載されてますので、参考にしてみてください。



↓ ランキング参加中です
にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村 BL漫画感想へ







ワンウェイの鍵/梅松町江 【LYNX】


〔2011/2/24〕

★★★☆☆

大手ソフトウェア会社のシステム管理部門で働く山口
豊は、同じ部署で仲の良い先輩・椎名智樹から失恋の
ヤケ酒に誘われた。案の定、酔い潰れた椎名を自宅に
送り届けると、なんと椎名から「マサタカ・・・」と呼ば
れ抱きつかれてしまう。その日から山口は、彼女と会っ
ていても、見知らぬ男の名を泣きながら呼んだ椎名の
方が気になり・・・!?

あらすじの話は『うたかたの声』(前後編)と『ワン
ウェイの鍵』の計3話。
ある日突然、仲の良い3コ上の先輩・椎名がゲイだっ
たと発覚。ちょっとした言葉のあやで怒らせてしまい
仲違いするけれど・・・というのが『うたかたの声』。
『ワンウェイの鍵』は、恋人同士になった二人だった
けど進展はあまり無し。そこに椎名の、嫌いで別れた
わけじゃない元彼・マサタカが現れて・・・という話。

全体的にすっごい地味なんですけど、不器用な二人が
いじらしくて、嘘くさくなくて、何か好きでした。
朝起きた二人のヒゲ面、いいわw

『インディゴを超えろ』『インディゴの向こう』は、
その椎名の元彼・マサタカが、偶然入ったバーの年下
の雇われ店長・真也と・・・というスピンオフ。それで
よく、タチをやれてたね〜ニヤニヤ という、マサタカひ
とりリバ状態が、何か面白かったです。

どちらの話も行動範囲が狭いし、大したドラマがある
わけでもないので、ドカンというインパクトは無いで
すが、適度に恋にみっともなくなっちゃう大人が見ら
れ、適度に前向きな感じで、このほどほど感に満足で
す。何かもう少し足りないものがあるような気もする
んだけど、この方の漫画を、とても見守りたい気持ち
で読んじゃうのは何でだろう。やりすぎ感が無く、で
もちゃんとラブになってる、BLを描こうとしているの
がすごく伝わってきて、好感持てるんですよね。


↓ 商品情報や他の方のレビューはコチラから。
 関連商品の情報なども掲載されてますので、参考にしてみてください。



↓ 応援クリックお願いします
にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村 BL漫画感想へ







ショクドー・ディナーショー/梅松町江 【Canna】


〔2011/2/25〕

★★★☆☆

大学生のイチは、バイト先の平田食堂の常連、「涼さ
ん」のことが気になっていた。食い逃げ事件をきっか
けに、彼と話せたイチは大喜び。ある日、バイトの帰
り道でイチは「涼さん」と偶然一緒になる。さらにな
んと「涼さん」は同じアパートの住人で・・・。

表題作は全3話+描き下ろし。
彼女に振られて落ち込んでいた大学生のイチが、バイ
ト先の食堂の常連さんで、食いっぷりの良いリーマン
・涼さんに、食い逃げ犯人を捕まえてもらったことか
ら、涼さんのことをカッコイイと思い始める。アパー
トの上下だったという事実も発覚し仲良くなった二人
は、たまにイチが食事を作ったりと、互いの部屋を行
き来するように。あまりしゃべらないし、愛想も良く
ない涼さんが自分だけに見せる笑顔や、さりげないボ
ディタッチにときめいてしまうようになってしまい・・・

というわけで、途中、涼さん宅を訪れる友人・長山の
存在で、多少の誤解が生じたりしながらも、ごく自然〜
に二人にラブが芽生えていくという、ほんわか〜とし
た話でした。まぁぶっちゃけ良くある話かなとは思う
し、友人という気持ちの二人が恋に変化するような決
定的な部分も無いので、ラブとしては少々ぬるいかな
とも思うんですが、周りの友人達の反応だとか、オバ
カな可愛らしさが面白かったので、素直に楽しむこと
ができました。

描き下ろしは、初H。うんうん、そっちが受だよね〜
と思ったとおりでしたが、何となくこの二人には、あ
まり色気を感じなかったので、無くても良かったかもw
良くわかりませんが、作者さん的には、対等な感じで
リバ風味を出したかったんでしょうかね。まぁ、真摯
な二人が可愛いな〜という良さはありました。

『真夜中コーヒー、やがて夜明け』は、恋人で小説家
・北村の身勝手さにキレたリーマン・和史だったけど
・・・という、ケンカのちラブに落ち着く、不器用なカッ
プルの話。『バラいろアオ写真』は、そんな二人が同
居することになって、和史が3年前の出会いを振り返
る話。合ってるのか合ってないのか、色々ヘンテコで
雑な二人なんだけど、想いはピュアで楽しかったです。

そんなわけで今回は、どちらの作品にも少しわかりに
くい人がいたため、萌え〜という感じではありません
でしたが、それぞれの相手がそのせいでテンパってる
のが上手く表現されていて、微笑ましく読めたので満
足。今月はリンクスからも出たばかりのようですので、
そちらも楽しみです。コメディも良いですが、是非と
も、前作『さよならチキン』に収録の 『夏ノ小路坂上
ガル十年目』みたいなものも読みたいですね〜。


↓ 商品情報や他の方のレビューはコチラから。
 関連商品の情報なども掲載されてますので、参考にしてみてください。



↓ 応援クリックお願いします
にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村 BL漫画感想へ







さよならチキン/梅松町江 【LYNX】


〔2010/4/24〕

★★★★☆

高校で現国を教える教師の青木。俳句投稿というシブい
趣味を持ち、一見お堅そうなルックスながら、夜は行き
つけのバーで出会う男たちと、奔放に遊ぶ生活をしてい
た。そんなある夜、いつものように一夜限りのセフレと
ホテルから出てきたところを、なんと教え子の斉藤に目
撃されてしまい・・・!?

生徒・斉藤に男とホテルから出てきたところを見られて
しまい、ヤバいバラされる!?と思ったら意外なことに、
先生のことを好きになっちゃったと告白されてしまった
青木。それからも、時間を作っては、質問をしに青木の
元に通ってくる斉藤を、顔も性格も好みだし可愛いと思
うものの、さすがにモラルが邪魔して、応えることはで
きず。しかしそういうこと以前に、青木には人と深く関
わりたくないという、過去のトラウマがあって・・・

うん、好きでしたね。
とんでもなさが無いのですごく地味なんだけど、でもそ
れとなく個性が散りばめられていて、何か好きでした。
「・・・そんな かわいいこと言う人と・・・っ 別れられるわけ
ないでしょ・・・?」っていうとこ、グッときた。見た目は
今時の若者なんだけど、チャラチャラしてなくてピュア
で一途で、先生をすごく幸せにしてくれそうですよね。
俳句が趣味の現国教師が家で半纏着て、小テストの採点
やってたりと、画面から藁半紙の匂いがしてきそうな、
何とも地味な空気なんだけど、そこに陽だまりみたいに
差す攻のキャラに良い感じに癒されたなと。平凡な幸せ
も良いもんだ。


そしてもうひとつの作品『夏ノ小路坂上ガル十年目』、
こちらがもっと好きで、結構泣いてしまいました。

11年前の高校時代、親友・滝川から告白された中村は、自
分も滝川のことを好きだったため交際を始める。それから
1年、順調に付き合っていた二人だったが、3年になり、滝
川が東京の大学に行くという進路を選択したため、物理的な
不安から、互いに距離を取るようになってしまい、自然消滅
してしまった。その後連絡を取ることもなかった二人だった
が、10年経ったある日、滝川が地元に帰省してきたことから、
二人きりで飲みに行ったりするように。10年かけて忘れた
はずの想いがよみがえって・・・

お互いに好きだったけど、将来がはっきりと見えていない中
で、どうしていいのか、また互いに臆病で、相手のことも思
いやったことから結果自分達の気持ちを押し込めて終わると
いう悲しい選択をした二人が、再び会って相手への想いを確
信し、また動き出す・・・という、ベーシックだけどすごくグッ
とくる話でした。

何でしょうね。こういうままならない話って好きなんですね。
ついていこうと思えば、簡単にそうすることもできたはずな
のに、すがれなかった、奪い去れなかった臆病さとか、でも
ちょっとの期待を持ってある賭けをした純粋さとか、そうい
うひとつひとつの気持ちが丁寧に描いてあって、特にモノロ
ーグが切なくてキュンキュンしてしまいました。「叫びだし
たくなるような恋」ですよ。もう、演出にやられた。

何となく、こういう想いって、ちょっと歳いった人の方が共
感できるもののような気がするので、若いお嬢さんには地味
だな〜って感じてしまうかもですが。歳いった私は、たまら
なくストライクでした。むしろ地味で田舎風味なのがノスタ
ルジックで、センチな気分になれて良かったなと。実際、大
人になってしまうと何てことない距離だったりするのに、踏
み出せるまで10年もかかっちゃったなんて、どんだけダメな
二人なんだと、えらく愛しい気持ちになりました。

両作品とも、チャラチャラしてなくて、変に垢抜けてないと
ころがすごく良かったです。流れるような話運びも気に入っ
たし、セリフやモノローグなどに無駄な部分も無かったし解
りやすいし、何か自分的にはかなりポイント高かったです。
こういう王道って、やっぱ実力が丸出しになる分、難しいと
思うんですが、あえて華やかさが無いことがチャームポイン
トになって、しっかり読み手に伝わってるように感じます。
褒めすぎかもしれないですがw 読んでて心地良かったです。
あんまはっちゃけないで、是非このまま地味でいて欲しいw
タイトルの『さよならチキン』は、前半の話の表題ですが、
後半の話にもかかってるかも。『さよならWチキン』って
感じですね。


↓ 商品情報や他の方のレビューはコチラから。
 関連商品の情報なども掲載されてますので、参考にしてみてください。



↓ 応援クリックお願いします
にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画へ








| 1/1PAGES |




イトラコナゾール