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指先に触れるまで一秒/今井ゆうみ 【CITRON】


〔2011/9/1〕

★★☆☆☆

秘書の柊は、家出した息子・航の捜索を社長に頼まれる。
見つけ出した航は、社長にそっくりだった。ずっと密か
に社長を想い続けてきた柊。好きな人と同じその顔が帰
りたく無さそうで、思わず航を自宅で引き取ってしまう
のだが・・・。
その後、成長して同じ会社に入社してきた航と柊の大人
編vも収録。今井ゆうみの切ないピュアラブストーリー。

あらすじの話は『春の嵐まで一秒』。家出した社長の息
子・航を、高校の卒業式までの数日間預かることになっ
た秘書の柊が、航に自分の社長への恋心を知られてしま
うが、航はそれを理解し、自分が跡を継いで社長になっ
た時には、自分の秘書になって欲しいと約束する・・・と
いう、表題作の序章のような話でした。

表題作は3話。4年後、大学を卒業した航が入社してき
たけれど、あまり親しくなると航を好きになってしまい
そうで怖い柊は、最初は距離を置くものの、徐々に口説
かれ・・・という話。そこにゲイとしての家族との問題も
ありつつという感じですね。
勝手に強引にお見合いを進めた母親といい、自分の恋の
ゴタゴタに巻き込むお見合い相手といい、変な女が鬱陶
しかったですね。航が成長して素敵になっていたという
のは良かったと思いますが、その他の部分に漂う雰囲気
が鬱々としていてあまり好みの話ではなかったです。

『きみの好きな歌』(前後編)は、好きだった人に騙さ
れたショックで声が出なくなってしまった劇場の歌手・
環が、偶然立ち寄った喫茶店のマスター・一成に助けて
もらい、暫くお世話になることに・・・という話。レトロ
な感じが独特で話は面白かったですが、やっぱり他の人
の出番が多いし、あまり好みという感じではなかったか
なという感じです。
カバー下に、この喫茶店の女性店員2名のネタばらしが
あったんですが、これは本編で知りたかった。どうも女
性が出張ってる感じが気に入っていなかったので、正体
を知っていたらもう少し違う感覚で読めたのにな〜と。

『青い星と恋の石』は、双子の姉・チサトの代わりに女
装してお見合い相手・松本さんと会った・ユキトだった
けど・・・。これはサクッと読めて、結構好きでした。まぁ
でも松本さんが男同士に理解があったから良かったもの
の、普通だったら激怒ですよねw つか、言われなくても
男ってわかりそうなもんだけど・・・って言っちゃうと元も
子もないかw

全体的に、画面がシンプルで、セリフ運びや表情の変化
なども温度の低い感じで、独特でしたね。こういうとこ
ろから読み取るのが好きなタイプの人だと意外とハマっ
たりするのかもしれないですが、自分的にはどこか無機
質に感じてしまい、いまいち漫画を読んでいるという感
覚じゃなくて、どこか挿絵を見ているみたいな気分でした。
あくまで主観ですので、好きずきだと思いますが。個人的
にはもう少しスカッと息吹きを感じられるような話が好き
なので、すみません。

・・・と、初めて読んだ作家さんなのかと思ったら、『コー
ラルマーチ』という作品を読んだことがありましたね。
その時は、この低温が悪くない・・・と思っていたんですが、
今回はどうしてでしょう。あまり長い時間同じテンション
というのが苦手だったのかな。こまめに息継ぎできる短い
話の方が自分に合っているのかもしれないです。


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コーラルマーチ/今井ゆうみ 【Baby】


〔2010/2/24〕


★★★☆☆

卒業間近、音大を目指す真矢は、毎日ピアノを聴きに来る
美波にそっと恋をしている。秀才でかっこよくて、女の子
にモテる美波。告白する勇気はないけれど、叶うならただ
ずっと側にいたい。日々募る臆病な恋心、メロディに乗っ
て君に伝わりますように・・・。

表題作が2話。
ピアノがきっかけで親しくなったけどずっと平行線だった
二人が、卒業間近の2月にやっと通じ合うという、ごくシ
ンプルな話ですが、しっとりとした雰囲気が良かったです
ね。ピアノのせいもあると思いますが、村上左知さんを思
い出しました。

2話目はそんな二人の、卒業後の遠距離恋愛。1話目は
雰囲気重視のドリーミーな感じでしたが、一気に現実的な
話になってたことで、親しみが沸きました。可愛い。

『Easy Listening』は、コンビニバイト君と常連さん+
バイト君に気のある店長のショート。一旦終わったかと思
ったらまたオチがある、ゆる〜い二段オチが面白かったです。

『灰青色の四月』は、チャラ男・比留間のことが好きで身
体を許した優等生・今井だったけど、比留間は他のコとキス
してるのを見せ付けたりして・・・という好きなのに意地悪し
ちゃう攻と、泣いちゃう受という話。ピュアな受が可愛い。

『Rose crown』は、亡くなった祖父の代わりに山奥でロ
ーズ家の書庫の管理をしているアランと、論文の研究のため
に訪れたフランシス。実はフランシスはローズ家の人で、
アランはフランシスの祖父を好きだった・・・っていう、何か
不思議な雰囲気が面白い話。

『きみのうつくしい名前』は、施設から子供を引き取って、
それを金持ちの買い手に届けるのが仕事の男と、売られる少
年リオネルの、一緒に生活した3日間の話。すごく切なかっ
たです。悲恋なのかぁ。最後、救ってくれても良かったなぁ。

『満天』は、大学進学で上京したきり、一度も帰ってこなか
った社会人二年目のアキと、年下の幼馴染(高3)・ハル。
この本の中で、唯一濡れ場アリ。結構何か、淡々と進んでき
ただけに、へぇ・・・そうなんだ、そんな感じで描いちゃうんだ・・・
みたいな、こっぱずかしさがあったw でも好きよ。

初コミックスということで、1本以外は商業未発表の作品で
したが、独特のしっとりとした空気は、結構良い感じでは
ないかと。1回目読んだ時は割と薄味に感じてしまったんで
すが、2回読んでみると良さが掴めたような気がします。

本来の自分の趣味として読みやすさ的には、表題作や『満天』
といった現代モノなんですが、ギムナジウム好きと言っている
作者さんが完全に自分のものにできてるのは圧倒的に『灰青色
〜』と『Rose〜』『きみの〜』かなと。こういう設定にあまり
馴染みの無い自分でも惹き込まれる力がありました。

全体的にテンションが低めで、大きなヤマも無く、ドカンと
いう衝撃はないんだけど、センシティブ具合にやりすぎ感が
なくて、じんわりと面白さが滲み出てくる感じは心地良かった
です。


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