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長い間きみを見ていた/野火ノビタ 【BBC】


〔2011/9/10〕

★★★☆☆

踏み荒らされた心に、希望は育つのか・・・
高校教師の白井は、生徒の赤石に恋をする。男らしく明
るい赤石が、昔片思いしていた同級生にとても似ていた
のだ。臆病な自分が再び激しい恋に落ちたことに怯える
白井。一方赤石は白井の控えめな目線に、すがすがしい
恋の予感を覚えていた。でも・・・・・・?
熱い涙がこぼれるまでの、長い恋の物語。

『黒衣の群れ』『心にはなお赤い痕』『春に似ている』
の3本があらすじのシリーズ。
高校教師3年目の白井は、8年前の高校時代、クラスメ
イトの黒田のことが好きだったが、告白できないまま
黒田が交通事故で亡くなってしまったため、後悔の想い
を抱き続けてきた。そんなある日、担任になったクラス
で出会ったのは、黒田にそっくりの生徒・赤石。しかし
白井が自分を意識していることを感じ取った赤石は・・・。

おぉ、久々にジメッとした感じのBLですね。
1話目の『黒衣の群れ』は、先生が自分の事を見てるこ
とに気付いて、これは両想いなんじゃないの?と手を出
したら、実は先生は別の人を・・・という、赤石が非常に
気の毒な話でした。

『心にはなお赤い痕』では、赤石も教師となり再び二人
は再会。しかし距離を置こうとする白井。そんな時、生
徒・紺野から没収した携帯により、かつて二人が抱き合
った旧教室で白井が売春をしているという情報を掴んだ
赤石は・・・。
これはまた、中々の痛々しさ。赤石を傷つけてからずっ
と罪の意識を抱いてきた白井は、紺野のいいなりになる
ことで自分が傷つけば報われると思っていたんでしょう
ね。暗い〜。 こうやって見ると白井に良いところなんて
無いんですが、赤石がイイっていうんだからしょうがないw
そんな白井に付き合ってきた紺野の真意も良くわからない
し、心理描写的には結構モヤモヤしてしまうんですが、
このどんより具合が上手く世界観を作り出しているので
あんまり文句が言えない感じなんですよねw

『春に似ている』は、学校内と学校帰りにしか白井と会
ったことが無いということで、春休みに白井の部屋を訪
ねてみた赤石。しかし白井にとって卒業式の制服の生徒
達の列は、黒田の葬式を思い出させ・・・。
というわけで、ま〜だもやもやしておりました、白井。
何かこう、色んなところからキノコが生えてきそうなジ
メジメ感ですよねw そんな感じで、白井があまり共感で
きるタイプのキャラじゃなかったので大変でしたが、赤
石の真っ直ぐな想いにはキュンとくるものがありました。
とりあえず最後もハッピーエンドだったので、まぁ良か
ったのかな。どこか懐かしいタイプのBLでしたね。
描き下ろしの『好き好き白井先生!』がアホっぽい話で、
野火さんでもこんな話を描くことがあるんだなぁとw

『欲しいのは望み』は、前の作品『君の顔に射す影』
(この作品、とっても胃が痛くなるような話なんですが、
リアルで何気に名作寄りな感じでした)で親友・加藤と
三和がお互いに想い合っていることを知りながら、三和
が好きで手に入れるために加藤の見ているところで手を
出し、でも結局加藤の想いの強さを知り身を引いた・・・
という、非常に切ない役回りだった保科くんの、新たな
恋の話でした。
こちらも、罪の意識を背負ったままで雰囲気の良く似た
人を好きに・・・ということでちょっとカブっている感じ
もありましたが、あぁやっと保科もこれで次に進めるん
だな〜と中々感慨深い話でした。

すごく盛り上がるわけでも、ラブラブハッピーエンドと
いうわけでもないんですが、たまにはこういう地味なの
も面白くていいもんですね。


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君の顔に射す影/野火ノビタ 【BBC】


〔2005/9/10〕

★★★☆☆

「好きなんだ・・・友達と・・・してじゃなくて」
三和の告白の後も、加藤は親友として振る舞おうとする。
やわらかな否定・・・。オレの気持ちは変わらない・・・だけど
達成できない恋なら、手放したほうがいいの・・・?
そこへ三和を好きだという保科が現れ・・・。

三和は親友の加藤に告白したけれど、加藤はただ困った顔
をしただけで、その後はなかったことのように、今までと
変わりなく接してくる。受け入れてもらえたわけでもなく、
振られるでもなく、無いことにされている状況を辛く感じて
いた三和に、加藤は保科を紹介する。三和と同じくゲイで
ある保科は、少し前から三和のことが気になっていて、二人
は関係を持ち始める。しかしそんな二人の姿を見た加藤は・・・

ん〜切ない。何かですね、自分の文章力で上手く説明できて
ないと思うんですけど、三和→加藤、保科→三和なんだけど、
実は加藤→三和なんですね。最初から。なのに加藤は三和に
告白されたとき、以前から三和をそういう対象として見てい
たんだということに気付き、自分の気持ちが見透かされたよ
うな気がして、それが恐くて返事をできず。そうやってちょ
っと手を引っ込めた隙に取り返しのつかない状況になっていく
んですけど、もう3人のやり取りがとにかく切ない。

保科も加藤の想いには気付いていて、まだ三和ちゃんは
加藤を想い続けているという状況で、三和ちゃんを繋ぎとめ
加藤が手を出せないように自分のものにしてしまう。けど、
日々二人でいる三和と保科の姿を見続け、自分の気持ちを
無かったことにしてしまった加藤は、あることがきっかけで
保科が抱いた後の三和に手を出してしまう。保科曰く「オレ
が抱いた後であいつが抱けるとは思わなかった」と保科に
とっては一種の賭けだったんだけど、加藤の想いは本物だ
ったのだと分かってしまう。そして保科は、三和を加藤に
任せることに・・・

っていう、3人とも可哀想な状況なんですけど、やっぱり
一番可哀想なのは保科ですかね。ん〜可哀想だ。是非、素
敵な恋人に出会ってほしい。
三和、保科、加藤の順で視点を変えて描かれているので、
それぞれの想いがしっかり読み取れるし、地味なんだけど
心の動きにも、欲望の表し方にもリアリティがあって、ほ
んと切なかったです。


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