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ラブソング/やまがたさとみ 【花音】


〔2011/3/29〕

★★☆☆☆

大好きな姉以外に心を開けない高校一年生の中野敦は、
バンドを組みたいと思いながらも孤立していた。頑なな
敦を心配する姉は、自分の同級生・高瀬祐一を引き合わ
せた。インディーズバンドで活躍する高瀬の奏でるギタ
ーの音色が敦の心に同調して、「一緒にうたってほしい」
という高瀬の誘いは、まるで愛の告白のように敦を虜に
した・・・。

読み始めて、何だこのレトロ感は。さっぱり変わってな
いな・・・と思ったら、本当に10年前の作品でしたねw
全体的にモノローグで語られる雰囲気BLなので、感じと
しては、自分で察しろという詩的な部分満載の90年代BL
といったところですね。でもこの独特の繊細な雰囲気は、
他には中々いないと思うので、好きな人は好きだろうな
と思います。

唯一自分を丸ごと理解してくれる高瀬にのめり込んでい
くという、これは恋なのか執着なのか・・・という曖昧さ
や、排他的に二人が寄り添う姿は愛しく思え、なんだか
んだで面白い話でした。
しかしどうしても古いポエミーなテイストが、今の自分
の感性とは一致しなかったので、こんな満足度になって
しまいました。せめてあと数年早く読ませてもらいたか
った。

あ、あと何か、話にか弱そうな、イラッとするタイプの
女子を絡めてくるところに、何かすごく拒絶反応が起き
てしまうのは私だけなのかなぁ・・・

 
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フェイクファー/やまがたさとみ 【花音】

 
〔2004/10/27〕

★★★☆☆

クールなふりをしながら、心の中ではいつも誰かと
キスすることばかり考えていた中学3年のオレ。
15歳の男なんてみんなそんなもんだろうけど、バレ
ンタインのチョコに男名前の手紙が添えてあったか
ら、クラス中がもう大騒ぎ・・・・・・。

『R[RESTRICTED]』、『R[REMEMBRANCE]』
があらすじの話で、前作『スリークオーター』 の山下
くんの、中学時代の淡い初恋の話。

表題作4話は、山下くん16歳の冬。漠然とした不安
の中にいた山下くんを、希望へと導いてくれた、レニと
高校生マキの恋の話。この二人の出会いの話は、
最後に収録の『カンジョウカイロ』で見れ、その前に
マキが塾の先生とどういう風に関わってきたかは、
この後に出た 『感情回路』 の中で明かされてます。

『恋の終わりからはじまる』 は、『スリークオーター』
深沢×山下の、「ちょこっとホモの友情」のその後で、
あぁ山下くんが愛されてる!という、嬉しい話。

ということで、時系列が出版の順序(『スリークオーター』
 『フェイクファー』 『感情回路』)ではないのが、ちょっ
とややこしいですが、前後を知らなくても、結構上手い
こと楽しめる内容になってると思います。が、ここで前後
に出た本のそれぞれの恋が完結しているので、『スリー
クオーター』
『感情回路』を先に読んでからの方が、
より楽しめるんじゃないかと思いますが、どうですかね。

戸惑いながらも色んな人に導かれていく山下くんの
成長物語は、子供と大人の境目という繊細な時期を
見事に表現していて、すごく感動!とかではないんだ
けど、じんわりと確実に感じるものはあります。
大人になった山下くんも見てみたいですね〜。


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ハニーベイビー/やまがたさとみ 【BBC】


〔2004/5/10〕

★★★☆☆

14才・・・オトナとコドモの危うい境界線を歩く相沢は、
教師の橘に恋をした。打算も妥協も無い、ただ、欲望
でいっぱいで純潔な恋を。

恋をしたことで急速にオトナに成長していく相沢を
汚さず見守りたい、なんて思いながらもフッと懐に
入ってくる相沢の本気に応えたい自分も居る。恋を
するのに年齢とか立場とか関係ない。そんな繊細な
世界がシンプルな絵で描かれていて、ドキリとさせ
られるセリフやモノローグいっぱいの詩的な感じで、
すごく雰囲気いいです。

 誰でもいいなら わざわざあんたなんか選んでない
 あんただってそうなんじゃないの?

で、結局何が言いたいの?と思ってしまうような、
明確なオチがあるような話じゃないですね。サラサラッ
としていて、爽やかでいいんですけど、自分的にはも少
しねちっこく、結論ズバッとな方がスキかな。


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感情回路/やまがたさとみ 【花音】


〔2005/12/27〕

★★★★☆

高2の夏、園田マキは初めて男を知った。
興味本位で近づいたはずの塾の講師・白井ハルジに甘く抱かれ、
「もっとしたい、ハルジをもっと知りたい」とマキは思う。
しかし、ハルジが自分の慕う高校教師・水口とつながっている
ことに気づいたマキは、次第に複雑な想いをめぐらせてゆく。

あー面白いねぇ。最初はマキとハルジの関係が恋愛になる
まででそこに水口の存在が出てきて、というような話かと思
わせといて、思いっきり違う方向に向かってくれた。
水口、ハルジ、マキのそれぞれの視点で1話ずつになってい
ることから、彼らの本音がズケズケ見えるのが面白い。

 水口を想ってるハルジがスキで ハルジを想ってる水口が
 スキで  そうゆうのがハルジのカラダを伝って分かるのが
 すごくせつなくていいんだ

水口ともハルジとも違う回路を持ったマキが、大切な2人を
繋ぎ合わせるというこの設定、マキのキャラが全ての空気を
作ってる。
教師で一回りも違う水口との対等な物言いとか、ヤってる時に
声出すなというハルジと反対にそれを肯定し、ハルジにその
意味を悟らせるという。末恐ろしい。けど押し付けたんじゃな
くて、大人2人が自然に思い知らされていくのが、マキの存在
の儚さを強調して良いんだな。
彼に関しては、この前の花音作品『フェイクファー』の方で
見られるらしいので、早くそっちもゲットしたいと思います。

セリフもモノローグもグサグサ突き刺さってきて、もっと
じっくり何回も読んで彼らを知りたいと思ってしまう。
心の動きの表現が巧妙。もっと描いてほしいよ。





スリークオーター/やまがたさとみ 【花音】


〔2001/11/15〕

★★★★☆

昔から同性の友人ばかりを好きになる。そのくせ「男を
好きな男」には惚れない。「オレってどっかこわれてん
のかな」と悩む山下が、見えない力に導かれるように出
会ったラブストーリー。

大学2年の山下は友人がいなかった。ノーマルの友人を
すぐ好きになってしまい、結果報われない想いばかりして
いるから。そんな時、女好きで有名な深沢と出会う。
深沢はノンケで女とヤリまくっているけれど、そこに
意味を持つとは思っていない、壊れた男。
何を知るより先に、お互いの闇を見てしまった2人は
ただひたすらに抱き合い、暴き合う・・・

男同士であくまで友情と感じてる深沢と、恋愛対象は男
なんだから、この関係が普通の恋愛と同じ意味を持つ山下
との温度差が切ない。しかし次第に分かり合えていく先に
出た二人の結論は、ちょこっとホモの友情。妥協じゃなく
てそこに未来が見えるような気がするのは、その後17歳の
山下の話『まひるの上』や、深沢と会う前の『スリークオ
ーター』を読んだからかな。最後に深沢サイドだったのも
効いてますね。この盛り合わせ方はかなり絶妙じゃない?

どうもこのギリギリラブな感じって、ヘタしたら中途半端
やなーと思ってしまうラインなのに、妙にリアルなのは
心理描写が上手いからでしょうね。後になるほどゾクゾクッ
とクルものがあります。なかなか運命の人に出会えない
山下の物悲しさが全開です。

04年に出た『フェイクファー』の方で続編が読めるようです。
実はやまがたさんと言えば、TLの方で名前を見てたことと、
『フェイクファー』の表紙から女子っぽいイメージだったの
で、スルーしてたんですけど。ほんっと、食わず嫌いはいかん
ですね。他の短編2作も良かったです。絵の繊細な感じと
儚げなコ達がマッチしていて、透明感があってすごく心地よい
作風です。もっと読みたいデス。





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イトラコナゾール