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たぶん愛だろう/吉野ルカ 【ダイヤモンド】


〔2012/7/28〕

★★★☆☆

化粧品メーカーに勤める菊池は、同僚の神谷の事を苦手にし
ている。それというのも以前、宴席とはいえ皆の前で、告白
めいた発言を受けたためだった。しかし実は菊池には、その
スジの趣味があり・・・!?かつて、菊池に告白し振られた俊晴
も巻き込んで、どうするどうなる、恋のトライアングル!
大人の恋愛をしっとりと時にコミカルに描く実力派作家、大
幅描き下ろし含め満を持して登場の長編最新作!

化粧品メーカーで企画を担当している菊池は、社内でゲイで
あることをカミングアウトしている開発部の神谷に、酒の席
で好きだと言われたことから、神谷のことを苦手に思ってい
た。そんな菊池はかつて、バーテンをしている友人・俊晴に
告白されたものの応えられず、しかしその後も友人として俊
晴の店に顔を出していた。だが神谷にアプローチされたこと
で、自分がやはりあの頃も俊晴のことを好きだったのだと自
覚。彼の心は既に別の人に向いているというのに、つい俊晴
本人に、本音を漏らしてしまい・・・。

常々、吉野ルカにハズレなし!・・・と思っているくらい好きな
話の多い作家さんなのですが、残念ながら今回は、少々内容
が薄かったかな〜という感じでした。
元々好きだった俊晴に気持ちを残しながら神谷に惹かれ、俊
晴もやっぱり菊池を好きだと思いながらもマスターのことも
好きで・・・と、親友同士が互いに執着していたという話には
なっていますが、ダブルで優柔不断だったので、かなりモヤ
モヤとしてしまいました。さすがにユギさんのように、菊池
はマスターとくっついちゃえ!とは思わなかったですがw、
何かこう、神谷が俊晴への想いを断ち切れるほど、そんなに
いいと思わせる場面がなかったのも残念だったかな〜と。私
が三角関係が少し苦手というのもあるかもしれないですが、
もう少しそれぞれを応援したくなる何かが欲しかったような
気がします。

絵は立体感が出てきてデジタルらしい絵柄で、すごく美しく
なりましたよね。驚きです。
今回は初の長編だったからか配分がいまいちのようで、どう
もこれまで描いてきた短編のクオリティのまま、叩いて広げ
たような、やや間伸びした印象を受けてしまいました。
しかし後でじっくり読み返すと、表情などは相変わらず魅力
的だし、ムードの作り方などベースは好きなんだな〜と思っ
た次第です。ということで、今のところ吉野さんは、短編推
しで。

あ、同時収録の弓道部の二人の話『瞳の先に』は、割と昔っ
ぽい、雰囲気重視な感じだったので、好きというわけではな
かったですが、若者なのにしっとりとした感じで、嫌いでは
なかったです。


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パパの恋人/吉野ルカ 【ダイヤモンド】


〔2010/11/27〕

★★★☆☆

離婚し、幼稚園に通う息子を男手ひとつで育てている
伊織。そんな伊織に豪華手作り弁当を差し入れする部下
の早川。若くてキレイな早川の押しの強いアプローチに
心を動かされる伊織だが・・・・・・?
大人の感性で描きだす、甘くてせつないラブストーリー集!!

全7作品収録の短編集。さすがの安定感で、全部面白
かったです。カバー下マンガまで面白いw

40過ぎにして自分がゲイであることを自覚し、離婚して
しまった伊織は、保育園に通う息子・裕太と二人暮らし。
そんな伊織に手作り弁当などで積極的にアプローチして
くる部下の早川を可愛いと思いながらも、若くて綺麗な
早川にずっと愛され続ける自信がなく、素直に受け入れ
られない伊織だったけど・・・
と、一生懸命ブレーキをかけていたオッサンが、強引な
年下男子に胃袋ごと絆されちゃうという話。これはシリ
アスとコメディの部分のメリハリが利いてて、すごく面
白かったです。裕太の「けどえいようがかたよるよね」
もウケる〜w  親子で「遅い!!」も可愛かったw

『room』は、友人で学生時代からの同居人・秋月のこ
とがずっと好きなんだけど、関係を壊すことが怖くて、
骨董の修行だと言っては長期で海外旅行に行ってしまう
萩原。実は秋月も・・・というじれったい二人の話。自由
人な受に、今後もずっと振り回されっぱなしなんだろう
な〜という、お気の毒なラストでしたw

『君が笑顔でいるために』は、子供の頃から大好きだっ
た、可愛いイトコ・みちるが部屋に下宿することになり
浮かれる静真。だけどみちるに自分がゲイだとバレてる
し、おまけにみちるには彼氏もいると聞かされて・・・
ノンケの男との恋に破れたみちるを慰める話。みちるの
相手は確かに悪かったけど、簡単には自分をゲイだと認
められないという気持ちもすごくわかるよねっていう。

『とかす温もり』は、亡くなった彼氏をずっと引きずっ
ていた時津が、後輩・浦上とぶつかって形見のメガネが
壊れてしまい、それがきっかけで浦上と接するうちに、
本当は一人で寂しかったという本音が零れ落ちてしまう
という、しっとりとした話。

『僕はこんなに』は、いつも一緒にいる、彼女持ちの親
友・西園に対する感情が、ある日恋だと気付いた大村が、
流れで告白してしまうが、西園も揺れていて・・・という
ちょっぴりコメディタッチな部分もあって、微笑ましい
二人でした。

『フレンド』は、高校で友人を好きになって告白し、そ
の友人との関係を壊してしまったという痛みを持つ秀太
は、大学に入って誰とも関わりたくなかったのに、ゲイ
を公言している同室の先輩・京一に抱きしめられて・・・ 
じっとりしているようで前向きな、すごく良い話でした。

『先生の愛しかた』は、生徒・矢上の好意を感じていた
古文の式見先生が、その真摯な想いに自分の気持ちも認
めざるを得なくなり付き合うことにするが・・・ 先生のこ
とを考えて行動したりと、何かとイイ男な矢上がステキ
でした。

そんなわけで、いつもマイノリティであることに悩む子
らが描かれていて面白い吉野さんですが、今回はどこか
ちょっぴりすっとぼけた感じもあって、いつもより少し
だけ軽やかな話が多かったように思います。いちいち覚
えているようなキャラっていうのは無いんだけど、でも
毎回全然違う個性のあるキャラ達で、内容も全然かぶっ
てなくて、何とも言えない安心感のある作風です。程
好く地味で、確実に愛を語ってくれるので、いくらでも
食せちゃいますね。

まだこれで8冊目なのか〜。あぁぁ、また1冊『愛する
こと 愛されること』の感想を書き漏らしてますね〜。
手元にないわ〜。


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ささ夜の恋/吉野ルカ 【ダイヤモンド】


〔2009/3/21〕

★★★☆☆

一生ぶんの恋をしよう

陰間茶屋に身を置くささらは、客相手に恋をしてしまい、
裏切られては泣く日々。そんなささらに呆れながらも、話
相手をする大店の次男坊、信理。
金銭で売り買いされる世界に身を置く陰間たちの恋を描く
シリーズ連作4本に恋が生まれる瞬間を描く読み切り3本
収録。

吉野さん初の時代モノ。これが思った以上に雰囲気作りが
できていて、相変わらずのムッチリとした肌質と、可愛らし
い表情の中にほのかに妖艶さもあって、なかなか良かったで
す。切ない心理描写の方も絶妙で、何度もキュキューンとし
てしまいました。ふじのの恋の結末には泣けたし・・・(先に
ネタフリがされてるのが、余計哀しかったよ)

現代モノ3本の方は、合気道のが受の気持ちが見えにくかった
ことで、若干物足りなさがあったんですが、沖縄旅行の先輩
後輩リーマンと、高校同級生親友カプも、すべて恋の始まりな
ドキドキが見事に描かれていたので、これまたキュンとね。
なんだろう。持って行き方が上手いんですよね〜。全部の動き
がわざとらしすぎず、地味だけど確実に堕ちてる感じに、たま
らなく同調してしまいます。やっぱ、上手いです。

1ページ丸ごと、ユギ様のコメントって。豪華〜♪


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ビターチョコレート キス/吉野ルカ 【花音】


〔2002/10/29〕

★★★☆☆

「気持ちよくなりたくない?」男しか愛せないと自覚
したばかりの少年・史哉に、隣人・俊介さんは囁いた。
でもまだ男に抱かれるのが怖いんだ・・・!!

あらすじは『やさしい月に抱かれて』。自分がゲイだと
いうことを自覚したばかりで、そんな自分を気持ち悪い
と思ってしまっているという史哉を、優しく導いてくれ
る俊介さんがステキです。

これがルカさんの初コミックスで、他に6編入っていて、
00〜02年の作品です。一番最初に雑誌掲載された『はじ
めまして』は高井戸あけみを髣髴させるノリで面白かっ
たです。『恋の初めの』もいいな。
どの話も、受が自分のセクシュアリティを自覚していて、
少し遠慮しがちに思い悩みながら、絶妙な距離感を保っ
たままなのが、切なくていいんですよね〜。
短編だということもありますが、ここまでバックグラウ
ンドの説明がないのに腹立たないというか、むしろどこ
からぶった切ってもちゃんと意味通じちゃうんじゃない
だろうか。現実離れしずぎてない設定で妙に説得力があ
る。やっぱ巧い。


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君のせいで僕は/吉野ルカ 【花音】


〔2004/6/29〕

★★★★☆

デザイン部のメガネ美人・黒江は、憧れの営業マン・
高藤にすれ違いざま「女ならストライクゾーンだ」と
ささやかれた。黒江は「男じゃ・・・だめですか?」と
高藤を誘い、その瞬間からふたりはホテルでセックス
をする関係に。本当はセックスフレンドではなく、高藤
に好きだと言われたい黒江は・・・?

表題作が2話と他に6話。2冊目のコミックスです。
い〜ですよねぇ。地味なんですけどねぇ、心理描写の
芸が細かいというか、舞台も地味なら性格も地味なだ
けに、溜めてきた主人公がバーッと気持ちをぶつける
部分になると、すっごいグッと掴まれるものがあるん
です。

どのコも皆、幸せのハードルが低くて、こっちからした
ら、そんなん目つぶったって越えれるわ、って感じなん
だけど、そのハードル目の前にしていっぱいいっぱい、
片足かけてもまだ越えれないみたいな、ダメな感じと
必死さがたまんなく愛しいです。健気受が上手い。

あと受攻がはっきりしてて、一見それが恋愛の優劣で、
受が「好きなのは自分だけなのか?」みたいな空気
出しといて、実は既に攻にベタ惚れられてるみたいなのが
心地良いし。そんでやっぱり思うのは、リアルさ。垢抜け
すぎてない絵のせいもあるし、日常舞台のせいもあるけど、
ほんとにそこらのゲイの青年が恋したら、みたいな妙な
リアリティがあるのが好き。

まぁ、実に地味な作家さんですけど、私的には密かに
応援してます。好きです。


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こんな恋も悪くない/吉野ルカ 【ダイヤモンド】


〔2008/4/17〕

★★★☆☆

フリーデザイナーの順一とサラリーマンの晴海は、いっしょに
暮らす恋人同士。
しかし、日常の日々を重ねるなかで、ささいな事でケンカをし
てしまう。そのたびに身体でゴマカしていた(?)けど、もう
ガマンできない!別れを決意したふたりだが!?

うふふふ。すんごい日常で、すんごい地味なんだけど、この
リアル漂う世界観って、結構クセになってまして。最初の頃
気になってた、受の丸顔も、最近ではこのムニムニ感って妙
にリアル受だよなぁと、むしろ好きになってきたもよう。

今回も短編集なので、もうちょっと長く読みたいよなぁと思う
作品ばかりだったけど、まとまりはいいので消化不良はありま
せん。ほんと、お願いだから長編を読ませて欲しい。
そしたら絶対、もっとキュンとさせることができる作家さんだと
思うんですよねー。表題作のカプのように、長い付き合いでの
信頼関係を描いている話の安心感ってばホント心地よい。
描きおろしの順一の部屋着ウケるぅ。お得意の晴海のニパッと
いう笑顔もすごく好き。

是非、いい意味で洗練されずこのまま行って欲しい。妙に凝った
設定とか派手な職業とかそういうの希望しません。あくまで地味
を貫き通していただきたい。すごく癒されますから。





だから、僕は君といる/吉野ルカ 【インファナル】


〔2006/5/29〕

★★★☆☆

まだ恋を知らない大学生・豊は、友人・正道の誘いでゲイバー
に恋人探しに。そこで社会人の黒崎、小倉と知り合う。
明るくて気さくな小倉と話していると楽しい豊は、これが恋かと
思う。が、一方で黒崎の視線が気になって仕方がない。
すべてを見透かしてしまうような黒崎の視線が苦しい豊。
そんなとき、正道に「小倉と寝た」と告げられ・・・。

いやー、やっぱこの人、話が上手いよ。あまりにゲイとして
の苦悩とか、そういう自然な受の心理描写に、作者男?とか
思ってしまうもん。あと攻が結構地味にイイセリフをもらすんだよ。
このむっちりぃで垢抜けない絵のせいで損してるような気がする。
もうちっと顔細く、頭長め、ヘアスタイルを今っぽく描いたら
万人受けしそうなのに。でもこのもっさい受で、見てるこっちが
キーッてめぇは男子だろう!と思ってしまうからこそ、不器用な
感じを表現できてるのかもしれんし、素人がとやかく言えるもん
でもないしな。まいいや。密かにこの人、応援しちゃう。
多分、長編でリーマン×大学生年の差ラブみたいに、攻は絶対
包容力、受は絶対乙女なものを、ドラあたりで出されたら、地味
ながら丁寧な心理描写の良さとか受の可愛らしさとかに気づいて
もらえるんじゃないだろうか。短編じゃなくて、長編ね。
そんな日が来るといいねぇ。なんかマイナーなとこが勿体無い。





プラウド ウエディング/吉野ルカ 【AQUA】


〔2008/1/12〕

★★★☆☆

日比野の恋人は、同じ課の部下である東だ。
東の想いを受け入れた形で付き合いはじめた日比野には、
なかなか自分の気持ちをうまく伝える事ができない。
そんな時、東の海外赴任の話が持ち上がる。東の将来を
考え、上司として勧める日比野に、東の出した答えは・・・。


前作『愛すること 愛されること』の続編です。前作未読
ですが、すごく楽しめました。
元々、年下攻×ツンデレ眼鏡上司受カプのようですが、
今作ではすっかり甘々なカプでした。ということで、絶対
前作読みます!

なぜなら、これがどうして、キュンキュンスイッチが入り
まくったわけですよ。
話としては、リーマンモノにありがちな、邪魔が入ったり、
将来のことについて考えたり、といった派手さのない、普通
の話なわけですが、何だろう、この東くんが日比野さんの
ことが可愛くてしょうがないんだなぁというのがすごく伝わ
ってきてですねぇ。

あとは仕事のできるクールな上司日比野が二人だけのとき
に見せる表情が、超キュートでですねぇ。こりゃ手放せない
わって感じですよ。
特に「いいからもうちゃんと抱いてくれよ」の笑顔とポーズ
そんで東が「うわ かわいい おねだりだ」これ反則!
日比野のことを好きな同期の高見に、日比野がヤられそうに
なったとこに入ってきた東が、日比野の腕持って引き寄せた
ときの、ぽけっとした日比野の表情に、脱力したポーズと
東にしがみついている姿も、萌え〜。

この本では、このシリーズの話が3本と、他の短編4本入って
ますが、この2人の話もっと見たかったぞーというのが本音
です。でも実は他の話もとっても面白い。
たまたま花音さんから出てる古いのを購入してて、これと連続
で読んだんだけど、そちらも同じくゲイであるがゆえの苦しみ
とか、自分がゲイだと自覚したことへの戸惑いとかが描かれて
いて、どちらかというとガンガン攻めるタイプのゲイではなく
て、相手(ノンケだったり)を思いやりながら、自分も恐れて
いることを乗り越える的な、しっかりとした心理描写がされて
いるのが、読んでいて惹かれる理由かなと思います。

決して上手いという絵ではないんだけど、優しさを表現するのが
すごく上手くてあったかい気分になれる。
ということで、俄然、この人の作品に興味が出てきた。
そんでもしかして、ムッチリ無邪気な誘い受が上手くないかい。
いや、予想以上に当たりだったので、嬉しいなぁ。





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イトラコナゾール