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バンフォード侯爵家の執事/池玲文 【SBBC】


〔2012/11/19〕


★★★☆☆

バトラーとしてバンフォード侯爵家にやってきたアレックス。
そこには、10年前夢中だった一流執事であるグレアムがいた・・・。
「今度こそ彼を手に入れたい、その為なら何だってする!」
そう思っても、どうすればいいのか分からず空回りするアレ
ックス。彼の想いに気付いたグレアムは、「お前に奉仕して
やる義理はないんだが」と言いつつも、震える後穴を舌で解
し、「顔が見たい」とねだられれば正常位で与えてやった。
 いつしかアレックスは、体だけでなくグレアムの心も欲しく
なり・・・。

あれ、この執事どこかで・・・と思ったら『No.99:人間玩具』
の続編だったんですね。そちらは1話だけの掲載でしたし、
こちらでもしっかりと説明がされているので、読んで無くて
も問題ないと思います。しかし途中に収録されている、アン
ソロ「PINK GOLD」に収録の『The SHOW』とも微妙に
繋がっていたとは、さすが。抜かりないw

ということで今回は、前回、主人であるレナード様に見世物
小屋から連れてきた少年・フィンをあてがい、セックスの手
ほどきをしていた執事のグレアムと、新しく来たバトラー・
アレックスがメインで、前回から数年後の話で、全4話。

10年前にとある屋敷でフットマンだった青年・アレックス
は、そこで使用人という名ではあるが実際は男娼のグレアム
を好きになり、一度だけ少し相手をしてもらったことがあっ
た。そんなアレックスがバトラーとなり、新たに働くことに
なったヴァンフォード侯爵家の屋敷で、ずっと好きだった執
事になったグレアムに再会し、想いを伝えるものの、グレア
ムは冷たくて・・・。と、つれないオジサンに必死で喰らい付
いていく、一途な若者の話でした。

ずっと冷たいんじゃなくて、時々抱いてくれたりするもんだ
から、可哀想にどんどんハマっていっちゃうんですね〜。
初めてのシーンが中々印象的で、絨毯を汚してはいけないと
いう執事の性が、こんなところまで出ちゃうんだというw
ぶっちゃけこの、メガネとロン毛とヒゲのガンコなおじさん
が、個人的萌えとは離れているので、そんなにときめかない
な〜と思っていたんですが、何ですか、最後!w ベンジャミ
ン様、グッジョブb 最初からこの姿だったら、もうちょっと
違ったかもしれないw いやでもこれはこれで、いやらしくて
面白かったです。本当、美しい画面と世界観に惹き込まれま
すよね。

そして『The SHOW』は、見世物小屋の双子の話。
これは、「18禁」というくくりだからわざわざ購入したアン
ソロだったのに、普通にコミックスに収録されちゃうのね・・・
という、製作サイドに若干の残念感が。そしてこの修正具合
でOKなのならば、何故表題作のは真っ白なんだ?という疑
問が。基準が良く解らんですね〜。
しかしそんな不満はありつつも、話はやはり面白いですし、
冒頭の小切手を持ってきたという人があのフィンだったとい
うことで繋がっているという点では一緒に読めて良かったで
す。

『バンフォード侯爵の恋人』は、表題の方でレナード様に痛
めつけられてしまったフィンのいきさつ。出会った時は子供
同士だったけど、フィンにも段々と貴族の世界が見えてくる
ようになってきたことで、自分の存在について考えてしまい、
二人にすれ違いが。これは暴力はどうかと思いますが、愛し
ている、信じて欲しいのに伝わらないというレナードのもど
かしさにも、俺なんか好きで可哀想だから好きだと言う本当
にレナードのことが好きなフィンにも、かなりグッときました。
可愛い二人だ。

というわけで、1冊に亘ってシリーズだったので、がっつり
と楽しめました。ラストのページの使用人の寝返り方までw
是非ともいたずらっ子・ベンジャミン様も見てみたかったで
すよね〜v は!もしかして、この使用人と・・・ は、無いかw


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たつのおとしご/池玲文 【LYNX】


〔2012/4/24〕

★★★★☆

山麓の集落で機械の修理・販売をしているメカ屋は、山奥で頭
に角が生えた不思議な少年を拾う。メカ屋は少年に“ツノ”と名
付け、実の子のようにかわいがるが、成長するにつれてメカ屋
に惹かれていくツノに迫られてしまうvそんな時、ツノの実の
父親から使者が迎えに訪れ、ツノの正体が竜神だと判明し・・・!?

ツノ可愛い〜v トトさま色っぺ〜v
大好きな池作品ですが、どうも和風ファンタジーな感じの表紙
だったので、シリアスなのかなとそんなに期待せずに読み始め
たんですが、結構なスパンで笑いもあり、早めに色気もあり、
良い意味で裏切ってくれたなと。相変わらずの丁寧な作画も、
ちょっとヘンテコなのに納得できちゃう世界観も、さすがのク
オリティでした。

『たつのおとしご1(前編)』は、集落でメカ屋をやっている
独り身の男が、山に行った時にツノの生えた不思議な子供を拾
い「ツノ」と名付け一緒に生活を始める・・・という話。
お子様ツノがとにかく可愛いv「ととさま」という呼び名がま
た絶品。

『たつのおとしご1(後編)』はそれから10年以上経ち、ツノ
もお年頃に。父さまと一緒にお風呂に入ったらムラムラ。処理
の方法を教えてあげた父さまの方もムラムラw キタコレ!な
父さまの裸体&表情の色っぽさでした。あ〜何か、池さんのこ
ういうムンムンと沸き立つエロスは、久々に見たような気がし
ますw
実は竜神の息子だったツノを、父の遣いが迎えにきてしまい・・・
という、一瞬悲恋!?という流れでしたが、呼び戻し方も戻っ
てき方も豪快で笑ってしまいました。ふふ、可愛いv

『たつのおとしご2(前後編)』(前編のタイトルが間違って
「後編」になっちゃってましたね)は、ツノが中々戻ってこな
いため、とうとう自ら迎えに来てしまったツノの父・大雷公さ
まが、メカ屋の友人の総菜屋の家に暫く滞在することに。大雷
公は女に化けメカ屋を誘惑しようとするが、それを見たツノは
誤解してしまい・・・。

父さまの馬鹿!と走っていって、ゴロンゴロンところげるツノw
そしてツノ父も実はかなり可愛らしい人という、憎めないキャラ
だったのがすごく良かったです。是非是非、父のスピンも!
お外で盛ちゃう父さま、「愛しくて堪らん」と切羽詰った感じが
また色っぽくて、こっちも堪らんかったですv コネタが効いて
いて色っぽくて、大変楽しいシリーズでした。

短編作品『放課後、透明人間と』がまた秀逸!
最初、クラスメイトが透明人間?死んじゃった子なのかなと、フ
ァンタジーだと思いながら読んでいたんですが。
本当は親友・尊のことが好きだけど、田舎町で同性愛者だという
ことがバレる怖さから、素直に受け入れることのできない臆病な
想い、相手と真っ直ぐ向き合えないダメさが、透明人間という形
で表現されているんですね。いい、池文学。また、ずっと顔の見
えない尊だったのでご尊顔が拝めた時には、テライケメン過ぎて
思わずブハッと。ドキドキさせる空気が素敵でしたv


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≠ノットイコール(2巻・完結)/池玲文 【SBBC】


〔2012/1/10〕


★★★★☆

「自分の息子だって知ってたら、寝たりしなかった」
22年前から現代に戻った凉の前に現れたのは、22年後の
“愛する人”だった。時を経て現れた凉、つまり息子を果は
頑なに拒絶する。しかし、つい先ほどまであんなにも愛し
合っていた余韻を忘れられない凉は、強引に果に迫るのだ
った。愛するとは、幸せとは何かを問う異色作・完結巻。

いや〜良かったv 面白かったv 素敵でしたv
最初2巻だけとりあえず読んでみたら、やはり少し忘れて
いる部分もあったみたいでやや薄めの印象だったんですが、
再度どっしり落ち着いて1巻から読んでみたらもう、泣け
た泣けたw さっきの自分は何だったんだ?と思うくらい
感情がドッと溢れてくる感じで、改めて1巻をイイ!と
思ったときの感動を思い出しました。これは、親子ぉ?と
思ってる方も読んでおいた方がいいですよね。所謂良くあ
る近親Hとかの即物的な話ではなく、BLの根本である、そ
れでも愛さずにはいられないというどうしようもない想い
の変化球というか、男同士に悩むことと同じように親子で
あることに悩んでいる二人が愛しくて、ちょっと考えが変
わっちゃったりするかもしれないな〜と。何かそれくらい
影響力のありそうな、池さんの訴えかけたいものがしっか
りと存在しているのがわかる、いい話でした。


現代に戻ってきた凉。しかし凉があの時のリョウで、自分
を父親だと知っていて関係を持った事実を知り果は拒絶。
だが果への想いを諦めきれない凉は、自分のことを好きだ
と言ってくれた果に会いたいと、再び果の家の庭から過去
へ行こうとするが叶わない。どうやっても果に受け入れて
もらえないことに苦しむ凉だったが、実は資金面で援助し
てくれていたなど父親としての果の愛情を知り凉は、ただ
の息子としてやっていくことを選ぶが・・・。

中々この作品の良さを表現するのは難しいものがあるので
すが・・・世間の倫理観で考えると「普通」ではないのかも
しれないけれど、男同士もそうですが、本気で愛し合って
るならいいじゃないのという、世間の考えとノットイコー
ルでも二人が思う幸せがイコールならいいじゃない!と
いう、池さんの確固たる信念のようなものが描かれていた
ように思います。その思いのおかげで、タイムスリップと
いう非現実的な設定にリアリティが出ていて、しっかりと
根を張った物語になっていたな〜と。私なんかの頭じゃ
せいぜい「実は父親は果では無い男で・・・」などという陳腐
な流れしか思いつかなくて、タイトルも何がノットイコー
ルなんだろうと不思議に思っていたんですが、ここまで
メッセージ色の強い話になるとはさすがです。
信念を持って描いている池さんってカッコイイなと、本気
で思いますね。

22年間突然消えたリョウのことを想い続けてきた果の想い
と、ついこの間抱き合ったばかりの果に拒絶される凉の想
い。どちらも苦しくてやるせなくて、何かず〜っとウルウ
ルしっぱなしだったと思います。それだけに、果の方から
来てくれて本当に良かった。大感動。

もしかすると、最悪バッドエンド?と思える場面もありま
したが(フッと崖に吸い込まれる姿は何度見てもヒヤッと
します)、ちゃんと最後に彼らを救ってくれたことで、そ
の想いは間違ってはいないということを証明してくれたよ
うに思いますね。あそこまでしっかり悩んで答えを出した
二人には、よ〜頑張った!と言ってあげたい気分です。
描き下ろしのサービスエロは、分量こそ少ないですが、池
さんらしい色気にニヤニヤとw

あの庭で祖父母も不思議な体験をしたという話がチラッと
ありましたが、他の誰かもそういう体験をしていて、また
別の物語が・・・なんてこともあったりするんでしょうか。も
しかすると、最後まで良く判らなかった果の両親が果に冷
たいのには、あの庭に関係があるということなのでしょうか。
う〜ん気になる。

まぁとにかく、1巻で感じた期待通り素晴らしく面白かっ
たです。特に1巻の可愛いお父さんと年上の息子という
ほのぼのを味わってからのこのシリアス展開には、見事に
ヤラれました。何度も言いますが、面白かった!そして池
さんステキですv

 
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奥津城村の愉快葬/池玲文 【HertZ】


〔2011/9/1〕


★★★☆☆

圭司の育った奥津城村には珍しい風習がある。数えで
33歳になると行われる生前葬だ。ある日、圭司は従兄
の白雅の生前葬に呼ばれ、5年ぶりに帰郷する。圭司
にとって、白雅は片想いの相手だった。5年前、圭司
は白雅と一線を越えそうになるが、この恋が一方的な
ものだと思い知り、故郷を離れる。本当は帰ってなん
てきたくなかった。想いをひきずったまま、圭司は白
雅の生前葬に出席するが・・・

全5作品収録の短編集。どれも現代物で、ちょっと田
舎の香りのするような感じで、ピュア寄りなほっこり
池玲文作品でした。面白かったv

表題作は2話で、9歳差の従兄弟同士。
高校卒業まで祖父母の家で従兄弟の白雅と共に暮らした
圭司は、今は都会で会社員をしている。村の風習で白雅
の生前葬に立会うことになった圭司だったが、これまで
5年間帰ってこなかったのには理由があって・・・と、5年
越しの恋が成就する話でした。頭に三角のやつを付けた
まま真面目な告白という姿がシュールw
後半は、圭司の部屋に週末白雅が泊まりに来て・・・という
話。辛抱堪らんくなった白雅がカッコ良かったですv

『お巡りさんと狐』は、東京から田舎の村に飛ばされて
1年の、ファッション好きの警察官・長岡と、人型の狐
・キョウの話。キョウに日々口説かれるうちに、その可
愛さに絆されてしまった長岡でした。ピュアなキョウが
本当に可愛くって大好きv 描き下ろしで乳首に反応する
のも超可愛かったw もっと読みたいv

『雨のトリセツ』は、水神の子孫で、水を操る力を持っ
ているため同級生にイジメられている気弱なミズハと、
親友の結という高校生(中学生かも?)同士。純粋な感
じにちょっとグッとさせられる、素敵な話でした。

『月に一度のお召し上がり』は、小学校からの同級生・
杉本と眞貴。特に仲が良いというわけでもなく、月1で
食事をする関係・・・という、ヘンテコな二人の話でした。

そういうわけで、タイトルから不思議系の話なのかと思
ったら、すごく普通に幼馴染の話だったし、全体的に池
玲文アク無しバージョンという感じのライトな話が多か
ったですね。でもやはりどこか一風変わった設定だった
りと、この方の作品の奥深さみたいなものはしっかりと
味わえる内容だったと思います。
どれかというと、やっぱり狐の可愛さとその可愛さに陥
落間近なお巡りさんの可愛さ、ミズハの純粋な可愛さが
気になったので、またこういう可愛い系の受の話は読ん
でみたいです。がっつり設定濃い目のファンタジーな作
品も面白いですが、こんな感じのほのぼのも良いもんで
すねv 上手いな〜。


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涕涙まくら/池玲文 【AQUA】


〔2011/5/12〕


★★★☆☆

優等生で人気者の弟・優亜と、優しいだけが取り柄の
兄・誠吾。一足先に思春期を迎えた誠吾は、可愛がっ
ていた弟と少し距離を置こうとする。けれど、そのこ
とをいじらしく責める弟からの無防備なスキンシップ
に、ついに劣情を堪え切れなくなる。そんな想いを受
け入れた優亜は、日ごと兄への執着を募らせていき・・・。
禁断の果実がもたらす、うたかた恋唄集。

全5作品を収録。
表題作は2コ違いの兄弟の話。抱かれることを許して
あげると言いながら強い執着を抱き始める弟と、惑わ
されていく兄の姿が、シンプルな描写ながらゾクゾクッ
とします。そんなに言葉が多くない兄が、時々発する
ものや、ラストの泣くばかりの姿が印象的で、いい背
徳感でしたね〜。

『指喰い、月の色人』(前後編)は、夏の間だけ別荘
で一緒に生活する、亜希生と竣という幼馴染同士。ホ
ラー的な話だったけど、切なさがあって何か良かった
ですね。

『シューカツ』は、強面のせいで就職が決まらない壇
田が、職安の職員・塩谷に勧められて就職したのは・・・
地獄だった!という、何かすごく笑っちゃう話でした。
これはこれで幸せそうw

『宵越しルーガルー』は、人狼同士のHを描いた4P
のショート。

『夏に死にゆく物語』はぶっ飛んでて面白かった〜w
例の都の条例に対する風刺と言える、アホなフリして
中々に池さんの的確な主張が見られる作品でした。

バラエティに富んだ内容で、ハズレ無しでしたね。
個人的には、久々にファンタジーな設定過ぎない作品
(表題作)が萌えだったので、もっとこういう感じの
も読みたかったかな。


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≠ノットイコール(1巻)/池玲文 【SBBC】


〔2010/10/9〕

★★★★☆

《明日、俺は父親に呪いをかけた・・・・・・》
幼少期に別離した父親との再会を果たした直後、突如22年
前にタイムスリップした凉! 時は、バブル絶頂期の昭和。
そして、そこには三つ年下の父・果(このみ)がいた・・・!
慣れない環境と、現在へ戻れない不安から焦燥感を募らせ
る凉だったが、透明な果の存在に癒され、その感情がやが
て形を変えていく・・・。

例のごとく、あらすじを読まずに読み始めたので、最初は
父親と思ってた人が他人で・・・という、ほのぼの親子モノ
かと思っていたら、いきなりタイムスリップな展開に、ぶ
っちゃけファンタジー苦手の私は、あらららら・・・と。
しか〜し!何ですかこの予想以上の可愛さは。久々に「続
きを激しく所望したくなる1巻」に出会っちゃったよ〜っ
て感じです。
まだ不明な点もいっぱいあるのに、読み進める毎に、冒頭
のお父さんの表情の意味がわかってきて、そうなると二人
の想いを色々想像してしまって、ラストははっきりと答え
が出てるわけでもないのに何でか泣けてしまうという、
不思議な感動にプルプルしております。


急に思い立ち、十数年ぶりに別離した父親に会いに、九州
を訪れた凉。母親の言っていたように、可愛いけれどちょ
っとヘンテコリンな父親・果に戸惑う。そんな時、庭でい
じっていて落としてしまった携帯を拾おうとした瞬間、目
の前に異変が。次の瞬間、凉の前に立っていたのは、喪服
を着た14歳の果だった。そこは22年前の昭和62年で・・・

というわけで、タイムスリップした17歳の凉は、昭和62年
の8月13日、果の祖母の葬式が済んだ日についてしまい、
そこで14歳(現在は37歳)のお父さん・果に会って、祖母
の知り合いの「正之さん」と勘違いされたまま、戻れるまで
の間を一緒に過ごし、やがて「父親」であるはずの果にどう
しようもなく惹かれてしまい、果もまた・・・ という、親子?
なのに恋に落ちていくという話。そこに本物の正之が不穏
な空気を漂わせていたり、その結末を必ず知っているだろ
う現代の果が切なげだったりと、色々とまだ今後も展開し
ていくことが予想される、とても待ち遠しい〜!という終
わり方になっています。本当に二人は親子なのかな〜?
多分違うと思いますが、そうすると凉の父親は誰なんでし
ょうね〜。う〜ん気になる。

とにかく14歳のお父さんが可愛い!そして凉も完全に頭が
良いとか悪いとかじゃなくて、割かしヘタレ入った本当に
普通の兄ちゃんって感じなのが、二人が寄り添いあってい
る感じがでていてほのぼのしました。エッチの後にイチャ
イチャしてるとことか、超ニヤニヤです。エッチそのもの
は勿論、素晴らしい池玲文クオリティw


今までも、色んなパターンで攻めてくる池さんに、その度
驚かされ関心してきたんですが、これはこれまでの中で一
番面白くなりそうな予感。あぁ何だか、妙に切なく愛しい
気持ちがもわもわと、胸の辺りに残ってしまってます。
もう一回言うけどw 14歳のお父さん、可愛い!
・・・という気持ちになると、冒頭の無精髭+メガネのお父さ
んも、超可愛く見えてしょうがないです。だって、22年も
凉のことを待ち続けていたってことですよね?どんだけ
ピュアメガネなんだという。あ〜早く続き読みた〜い!

 
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No.99:人間玩具/池玲文 【SBBC】


〔2010/6/10〕

★★★☆☆

両親に先立たれた公爵家の跡継ぎレナード。そんな彼を
慰めようと、執事グレアムは世界中から珍しい玩具を集
め与えていた。今日の新しい玩具は見世物小屋から買っ
てきた少年ナイン。「僕、気に入ったよ、コレ!」 執着
は日毎にエスカレートし強引な性交に及ぶが・・・!?

アラブ、お仕置き、乳首、尿道、不細工など、多彩なテ
ーマのファンタジーな全7作品+描き下ろし。
好みの問題はあるでしょうが、内容,画面とも、この濃
さは圧巻です。

表題作は、レナード坊ちゃまに、見世物小屋で買った少
年を与えたら、初めて坊ちゃんのお気に入りになって・・・
という、執事グレアム目線の話。坊ちゃん初めてのセッ
クスを見ていた執事が、坊ちゃんの後ろに回って、こう
やって動くんですと腰を取り教授するのがグーでした。

『黄金島』は、神の使いとされる大きな黒鷲の、失った
片翼の代わりになる義翼を作ることになり、島に幽閉
されている少年同士の話。お前が女じゃないからと、自
分の気持ちに言い訳していた立仙が、最後には素直にな
る・・・と言ったら陳腐ですかね。己の表現力が〜w
まぁ、少年同士が何やらプチSMチックな、不思議な空
間でした。

『王と魔神と魔法使い』は、アラブの王様・カミールと、
ドジな魔法使い・アシュラフの、ショタ風味な話。
実はカミールから魔神の鏡を取り戻すのが目的だったは
ずなのに、取り戻しに通ううちに・・・っていう、アシュラ
フがピュアで最後にはカミールもピュアで、可愛い話で
した。

『花降る地下街』は、姉のテスミンと地上から逃げてき
て、地下の街で暮らししているペトが、花に食べられそ
うになっている、地上から来た黒野を助けたことから、
三人暮らしが始まり・・・という、不細工なペトが、ペト
をドストライクな黒野に好かれ・・・なこれまたショタな話。
ペトがしゃべった瞬間、もらい泣きしてしまいましたw
黒野のイケメンなのにぶちゃいくな子に必死な感じが良い。

『肉は嗜好品』は、肉屋の主人と従業員の6Pショート。
画面すごいし、内容も良くわからんけどw オチが良い。

『幻想黒子』は、バスで一緒になる常森を射止めようと、
雑貨屋で買った、意中の相手をメロメロにさせる黒子を
付けた、気の弱い榎川。お陰で痴漢に遭ってしまい、自
分の乳首がコンプレックスだと常森に話すハメになって
しまうが、何故か常森が、陥没乳首を治すのを手伝って
くれるようになり・・・という高校生同士の話。面白かった。

『雪ぐサディズム』は、縛りと尿道な和風SM。物悲しさ
が上手い。

というわけで、まさに選り取り見取りな充実した内容で、
どれも面白かったです。自分としては池さんの現代物が
好きなんですが、前回の『銀閣博士とモルモット』のよう
に、ファンタジーも本当に上手いんだな〜と思います。
味わい深い一冊でした。

 
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銀閣博士とモルモット/池玲文 【ピアス】


〔2009/5/30〕

★★★☆☆

人間嫌いの天才科学者と愛すべき助手の主従研究室ラブ!!

「茅ノ谷くん、早く裸になりたまえ」
2107年。世界的な天才科学者・銀閣に憧れ、念願の助手を
務めることになった茅ノ谷アキ。銀閣とともに都市再生の研究
を夢見ていたが、なぜか銀閣の生み出すHな責め具の実験体
としてカラダを弄られる毎日で・・・!?

元々は、都市再生のための新しいエネルギーに関する研究を
行っていた、天才科学者・銀閣。しかし12年前の事件がきっか
けとなり、すっかり人間嫌いになってしまった博士は、今や富裕
層をターゲットにした性遊具の研究ばかり。博士の論文を読み
憧れ、助手になるためにやってきた茅ノ谷は、そんな遊具の実
験体にされるばかりで・・・

で、そんな実験の日々で、自分の心の異変に気づきはじめる
博士。すごくめんどくさい、人間嫌いの博士が愛を知る、という
すばらしい話ですわよ〜、エロいけどw

実はピアスだし、またヤミクモエロなんだろうとか思っちゃって
ましたが、なかなかどうして、しっかりとしたお話で、エロも控え
め(当社比)。直接的でない部分に、むしろエロスを感じましたね。
そしてやはり、とにかく絵が美麗。めんどくさそうな、機械や衣装
などアイテムの描写も細かくて、いい仕事されてるので、思わず
何回もパラパラ見直してしまいました。
さりげなくいいセリフがあったり、グッとくる場面なんかもあったり
して、シリアスな中にも笑いあり感動ありで、池さんの実力を思
い知らされたとともに、新しい一面も見れたような気がします。



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恋病アーカイブ/池玲文 【BBC】


〔2005/5/10〕

★★★☆☆

パーフェクトな男・京の親友・慎太郎は、ダサい。だけど
二人は上手くいっていた・・・あの日キス、してしまうまでは。
くちびるはどちらからともなく吸い寄せられたから、だから
、引き返せない友情(で、かつてあったもの)の行方を追う! 

池玲文さんのファーストです。
表題作『恋病アーカイブ』は、頭が良くて人気者の京と、
冴えないけれど実はメガネの下は美人の慎太郎という、
一見タイプの違う大学生の話で、かなり好き。
「逆亭主改造計画」(笑)

『放課後プロジェクト』は幼馴染ラブ。親友の優祐にいき
なりキスされ、好きだと告白された辰弥。しかも一週間後
に引っ越すことになったから、ゆっくり考えて告白の返事
をちょうだいなんて言われてしまい・・・ プフッ、策士やな。

『トリコロール戦線』全く性格の違う双子。大好きな兄の
紅太を守るため強くなったのに、最近は恐がられて避けら
れてばかりの青司。 おぉ、ヘタレヤンキー、萌え〜。
『トリコロール戦線 〜異常あり〜』では、そのヤンキー
青司が、青司狙いの同級生の白川によって縛られ盛られ
突っ込ま・・・ そんなときに紅太登場、で、ましゃかの近親・・・
んなんだけど、アホっぽいノリなので、背徳感などまるで
なし。楽しかですよ。

『Radical Report』はIT企業の社長と、取材を任された
雑誌のカメラマン。見た目イイ男な社長が中身もイイ男で、
酔って関係を、という話。ありがちだけど雰囲気良し。
『おせんちデンタル』歯医者の息子で同級生の親友に、歯
並びがたまらんとキスされてしまって、という感じ。
『隣のアイドル』子供の頃から芸能界の仕事をしている、
隣に住むワガママなアイドルに振り回されっぱなしの幼馴
染の話。かなりドMな受くんですが、愛が溢れてて宜しい。

色んなパターンがあって楽しかったです。
絵的には表題作と『Radical〜』が今の美麗な絵に近くて
好きですが、古いのも勢いがあって悪くないです。
作者さん的に、この時点で、SMが・・・とか近親が・・・みたいな
突っ込み入ってますけど、今となっては、 ねぇぇ。


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媚の椅子/池玲文 【SBBC】


〔2008/8/10〕

★★★☆☆

長く抗争を続けてきた梅崎組と相賀組の手打ち直前。相賀組
の男が刺された。梅崎組若頭・加賦は、犯人を匿っているで
あろう韮沢を拘束し、苦痛と快楽をその体に施すが一向に口
を割る気配がない。「惚れてた男に犯されて嬉しいか それと
も俺に振られた腹いせか? 韮沢」
決して痛みに媚びない韮沢の真意とは? 

ドシリアスなヤクザもので、最初拷問から始まるので、結構
痛々しいです。けど次第に両者の想いが見えてくると、何と
も切ないではないですか。何スか、この不器用さは。
もう少し長い話で、ラブをもっと見たかった。

『トカゲと蝶番』は、不能になった永美里が病院に行ったら、
まさにそのトラウマ張本人・芙佑が医者だったという話。
芙佑が机に頭ぶつけるとこがウケた。アホで可愛い二人。

『成立しない朝』池玲文さんは、シリアスは勿論しっかり
読ませて面白いですけど、こういう見た目めちゃめちゃ男
らしい人達が可愛く恋しちゃう系が、すごくキュートで
好きかも。お、乙女だ、メガネが、可愛すぎる。
「いえ・・・っ 僕も好きな人としか寝ません!」ん〜、かわっ。
こういうのもっと読みたい。


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イトラコナゾール