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金木犀にさようなら/KUJIRA 【CITRON】


〔2012/12/3〕


★★★☆☆

同級生の北見に密かに想いを寄せていた乃木。一方、幼な
じみの奏との昔から続く逢瀬は、異常で禁断なものにエス
カレートしていた。終わりにしたいと思っていた乃木だっ
たが・・・。幼少時代、大の仲良しだった乃木と奏。乃木の
独占欲からその関係は歪に捩れ奏は少しずつ壊れていった。
心と体のバランスが保てない危うくも美しい思春期の複雑
な感情と関係を描いた人気連載。KUJIRA、初BLコミックス!

初コミックスの作家さん・・・かと思いましたが、あらすじに
「初BL」とあったので確認したところ、どうやらNLや百合
の方では何冊もコミックスを出されている方のようで納得。
道理で描きなれた感じが。子供が可愛いし、表情とか仕草
に おっ!と思う感じもあり、少し変わった雰囲気も面白か
ったです。

物心ついたときから一緒にいて、誰よりもお互いを大好き
だった明成と奏。しかし明成は奏を好きなあまり、奏が自
分以外の誰かといることに強い嫉妬心を抱き始め、小学校
時代には奏の周りに他の人が行かないように、自分の周り
に人を集め、奏を孤立させてしまった。以前のように一緒
に遊びたいという奏のお陰で一度は元に戻ったものの、と
ある事件がきっかけで、家族を含め関係が壊れてしまう。
そんなある日、明成の前に、奏のイトコの女の子の「カナ
デ」だと名乗る、メガネを外した奏が現れて・・・。

本当はお互い大好きなのに、ちょっとした子供故の過ちや
行き違いから上手くいかなくなってしまい、そんな状況を
打開するために小学生の奏が考えたのは、別人になってあ
っちゃんに相手にしてもらうこと。明成も、学校では他人
のフリで、家に帰ってからあっちゃんとカナデの時間を過
ごすことで、いつか奏が奏に戻ってくれるのではないかと
思っていた。だが二人はいつの間にか性的なことをするよ
うになり、別々の高校に進学した今でもカナデの家の物置
での逢瀬は続いている。そんな明成にも北見という親友が
でき、彼に対し仄かに恋心を抱き始める。しかし奏を変え
てしまったのは自分だという罪悪感がある明成は・・・。

出だしでいきなりセンシティブな香りがして、その後幼馴
染のほのぼのがあり、それがやがて結構病んでる感じにな
っていったので、その時点では少し好きじゃない方向に行
ってるかも・・・と思ったんですが、この病んでる話が終盤に
向けてジワジワ効いてきて、気付けば結構切ない気持ちに
なっていました。何だろう。若いが故の不器用さとかまま
ならなさとか、こうひょいと摘み上げて、はいアナタはこ
っちね、と誘導してあげたいんだけど、彼らが自分達で考
えて解決していかないと先へは進めないもどかしさがとて
も上手く描かれていて、その繊細さ加減がすごく良かった
と思います。

ただ、やや明成の気持ちの移りかわりに不明な感じもあり、
それでも明成が奏を好きなんだということに、少し違和感
が。むしろこのまま、北見を好きでいいじゃないと思って
しまうくらい、北見がいいキャラだったからでしょうか。
何か食べては口の周りを汚す明成を微笑ましく眺めていた
りと、ナチュラルにBLを演じてくれる男子という感じで。
あとはやはり、奏も受っぽいからでしょうかね。幼馴染と
しての印象の方が濃かったので、もう少し奏と明成の、恋
愛としての好きがはっきり見えると良かったのかなという
感じも。明成は明成で最初から恋愛感情だったんだろうと
は思うけど、だったらなんで北見を好きになっているのか。
何かちょっとモヤッとしてしまったかなと思います。

でも何かもう、子供エピソードは全部愛しかったですね。
風邪引きで遊べなくて泣いちゃう姿とか最高。
メガネ小学生の奏が、あの時もあの時も、どんだけ切ない
気持ちでいたんだろうと思うと、何か泣けちゃいます。
変わらずあっちゃんを好きでいてくれてありがとうね〜と
いう、親心的な気持ちでウルウル。

女装そのものがあまり好みでなく、途中の病んでる展開も
苦手のパターンだったのでどうなることかと思いましたが、
基本幼馴染の話は好きなこともあり、最終的に好きな感じ
でした。表紙後ろの子供二人の笑顔がたまらないな〜。
あとはやはり、北見はすごくいいキャラで、当て馬で終わ
っちゃって可哀想だな〜という思いがありましたので、カ
バー下ではじまりそうなところまで見られたのが嬉しかっ
たですw 何なら続きを是非!


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