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かごめのきみ/森雅子 【OPERA】


〔2012/6/15〕

★★★☆☆

時は大正。純情一途な学生の樹一郎(きいちろう)は、通学
の途中に洋館に幽閉されている謎の青年・丹生(にう)と出
会う。鉄格子ごしにも関わらず二人は次第に親しくなってゆ
き、会うにつれ丹生への恋心がつのる樹一郎はついに「館を
出よう」と誘う。しかし、丹生には館から出られない重大な
理由があった・・・。
時代の風俗を情感豊かに描き上げた、大正浪漫の純愛物語。

表紙がこの暗さでタイトルもこれだったので、幽霊的な怖い
話なのかとビビリながら読み始めましたが、確かに違う意味
で怖い場面はありましたが、大正時代らしい雰囲気がしっか
り感じられ、ほのぼのする部分もあったりして、中々に充実
の内容。面白かったです!

医者の息子・樹一郎は、承継塾学の一回生。ある朝通学途中
に、近道になるからと学校の裏にある洋館・黒須邸の庭を横
切っていた樹一郎は、そこで鉄格子の部屋に幽閉されている、
美しい青年・丹生と出会う。以来、丹生と親しくなった樹一
郎は、本を届けたりするように。ある日、丹生が食べたいと
言っていたR亭のオムライスを届け、一緒に食べているうち
に、樹一郎は丹生にキスされてしまい、初めての興奮を覚え
る。そうやって始まった樹一郎の初恋だったが、徐々に丹生
が幽閉されている理由が明かされて・・・。

というわけで、とてもピュアな青年・樹一郎が、丹生と親し
くなり、時に痛めつけられている姿を見たりするうちに連れ
出してしまいたいと思うようになるけれど、かつての丹生の
行いに恨みと執着を持つ妾腹の兄・怜生により、精神的に出
られない状態になっていて・・・という、大正浪漫愛憎劇という
感じの話でした。

序盤は樹一郎のウブな姿にほのぼの、中盤は兄の登場と丹生
の妖艶さにハラハラ、終盤はまさかのショタ的展開で良い意
味で度肝を抜かれながら、最後のドラマチックな展開におぉ〜
と、すごく引き込まれる展開になっていて、思った以上に充
実度が高かったです。

特に、兄の執着・・・という部分までは大体予想のできる感じだ
と思うんですが、あのどう見ても小学校低学年くらいにしか
見えないおかっぱ頭の幼い丹生が、大人の男とそういうこと
にという禁忌感漂う展開になっているところが、意外性があ
って好きでしたね〜。

設定的に、普段の自分ならほぼ泣いていただろうという話だ
ったんですが、テンポが良すぎるのか、あともう少しという
ところで留まってしまったので、そこは少し残念。
でもクセのある絵柄ですが、それが儚げな雰囲気にすごくマ
ッチしていて、これは他の作品も読んでみたいと思える感じ
でした。決して好みの絵柄ではないんですが、描き込みもし
っかりされていて嫌いじゃなかったです。

あと、何ですか、この子供の魔性っぷりw 追いかけてきて
「お兄さまなのでしょう!?」と言う無邪気な姿に、「兄さ
までも許しません!!」の腰の角度w そういう少しショタ
的な展開ではあるので、そこが苦手だと思われる人もいるか
なと思いますが、個人的にはただ執着で幽閉されていただけ
でなく、こういう重い土台のある話になっていたのが、イケ
ナイ感じがして面白かったです。
萌えという感じでは無かったけれど、読み応えがあって満足v

 
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